ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ１８禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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2024/04/20 (Sat)

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2010/01/14 (Thu)

「岩清水」16

階段を上って奥にある部屋が黄瀬の部屋らしい。

※ここからは１８歳以上の方のみどうぞ

[1回]

黄瀬はそこで立ち止まった。

「しまった、飲み物買ってくるの忘れたっす」

黄瀬は鞄を部屋に投げて来た廊下を戻っていく。

「適当にくつろいでいてください。すぐに戻ってきますから」

そう言ってどこかへ行ってしまった。

笠松は黄瀬が鞄を投げ入れた部屋に入るとゆったりした広さに驚いた。

普通こういうのをリビングルームといわないだろうか？

正面にはソファーが置かれてその前に大型テレビ、奥にもう一部屋ありそこがおそらくベッドルームらしい。

笠松はとりあえずソファーに座ってテレビのリモコンで電源を入れた。

別に見ている訳じゃないが、静けさを消すのにはテレビは便利だ。

何となく見ているとバスケットの試合が映っていた。

「こんなのやってるんだ」

自分の家ではＮＢＡでさえたまにしか見たことがないのに、世界のリーグ戦が映っていた。

「すげぇ、これ」

笠松は思わずテレビにかじりつくように試合に見入っていた。

「先輩ただいまっす」

しばらくして黄瀬が戻っても笠松はテレビに夢中で気がつかない。

黄瀬は笠松の横に座ると袋からごそごそと食べ物やら飲み物を出して、目の前のローテーブルに並べた。

「先輩どっち食べます？」

「あ、黄瀬？いつ戻ったんだ？」

「いくらなんでもひどいっす」

黄瀬は涙目で訴えるが笠松はまたテレビ画面にかじりついている。

真剣に見ながら黄瀬に同意を求めたりする。

仕方なく黄瀬もテレビを見ると、やはり好きなバスケットなので夢中になってしまった。

お互いにとりあえずテーブルの上のものを摘みながら、飲み物も口にした。

やがて試合が終わって笠松はやっと黄瀬の存在に気がついた。

「あれ？いつ帰ってきたんだ？」

「先輩食べたり飲んだり話しかけたりしたくせに、今まで気がつかなかったんですか？」

笠松が頷くと黄瀬が泣き顔になった。

「ったく、お願いしますよ～」

そんな顔さえこの男は魅力的だと思う。

「テレビ消してもいいっすか？」

黄瀬がリモコンを取るので慌てて笠松はリモコンを奪い返そうとした。

こんなテレビは家では見られない。

「お前んち有料放送入れてんのか？」

「さあ、よくわかんないっすけどチャンネルがいっぱいあるんすよ」

恵まれた奴め！よくわからないほど金持ちなんだよな、こいつは・・・

“天は二物を与えず”とか言うけど黄瀬の場合、顔と容姿、バスケの才能、金持ちと少なくても誰もが羨むものを３つも持っている。

「貸せ！」

「え～っ、だって先輩俺のことかまってくれないじゃないっすか」

そんな黄瀬が自分に執着するのも何となく悪い気はしなくなってきた。

＜続く＞

読了、お疲れさまでした。
ｗｅｂ拍手をありがとうございます。

以下コメントへのお返事です。

黒子の小説だけ目線が火神なので攻めでありながら受けっぽく感じられるのもわかります。
いえ、決して理解力がない訳じゃなくてそれが正しいのだと思います。
むしろそう感じていただけてうれしいです(^^)/
毎日ですか？もう頭が上がりません。ありがとうございます。すごく感謝しています。
いやいや文章ヘタだからわかりやすいと言っていただけるとすごく励みになります。
本当にありがとうございます。m(_ _)m

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