ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ１８禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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緑間に会ってから、塾が楽しくなった。
[2回]
学校の勉強よりも塾の方が緑間に会えると思っただけで、高尾はソワソワした。
おかげで成績も学校でクラスの上位にランキングされてきた。
既に１２月も終わろうとしている。冬休みは最後の強化特訓で昼夜勉強した。
かろうじて大晦日と正月の３日間の休みが与えられた。
最後の塾の日に高尾はダメもとで緑間を湯島天神の初詣に誘ってみた。
「丁度行こうと思っていたのだよ」
思いがけない返事が返ってきて高尾はびっくりしたが、すごく嬉しかった。
「本当に？！じゃあ大晦日の夜から出かけて一緒に除夜の鐘とか聞ける？」
「・・・」
高尾の提案に緑間は何かを言おうとしたが、言葉を発しなかった。
「じゃあ、決まり。俺が真ちゃん家に迎えに行く」
浮かれている高尾に緑間は何も言えないまま次の授業が始まった。
塾が終わると片付けながら高尾はもう一度緑間に話しかけた。
「真ちゃん明日１０時に迎えに行くよ」
「いいけど・・・」
「ん？何？」
緑間が何かを言おうとしたので高尾が問い返すと緑間は
「いや、何でもないのだよ」
と緑間は黙った。
翌日高尾はなぜか一番お気に入りの服を着て家を出た。
夜中に自由に出歩いた経験などない高尾は何だかワクワクしていた。
大晦日は特別電車も出るから真夜中でも電車が走っていて賑やかだ。
緑間の家まではそれほど遠くないはずだが行ったことはない。高尾は緑間に教えてもらったとおりの道順をたどってようやく緑間の指定した家の前についた。
「え、ええええっ！！！でけぇ！！」
家というよりもお城みたいだ。門から家が見えないほど離れている。
呼び出しのベルを探して家の前を歩き出すと、いきなり門が開いて中から車が出てきた。
高尾は慌てて横に避けると、車は高尾の前で止まった。
スーッとスモークガラスが開くと中から緑間が顔を出した。
「高尾」
「えっ、真ちゃん車で行くの？」
「ああ、この方が危険もないし安心なのだよ」
緑間の言葉に高尾はせっかく２人で夜中の電車で移動しようと思っていたので少しがっりした。緑間はこのことを言いかけたのだろうか・・・それならはっきり言って欲しかった。
高尾は車に乗り込むと緑間の顔を上目遣いで睨んだ。
「だから言おうと思ったのだよ・・・」
緑間は呟くように小さな声でそう言った。
「このまま湯島天神に行ってもいいですか？」
「いいやまず横浜へ行ってくれ」
「かしこまりました」
運転手の問いかけに緑間は慣れた感じで行き先を告げた。
その素振りはとても中学生とは思えない。それに何で横浜なんだ？
高尾は黙って緑間の顔を見つめている。
「今日のラッキーアイテムがそこにあるのだよ」
高尾は緑間が毎日ラッキーアイテムにこだわっていることをよく知っている。
何と言っても最初の強烈な出会いはそれだったから、今でもあの時のことを考えるとドキドキする。男相手にドキドキする自分は少しおかしいのかもしれない。
黙って見つめていると急に緑間の手が高尾の手に重ねられた。
「悪かったのだよ。いい加減機嫌を直して今日は楽しむのだよ」
「そうだな」
一瞬驚いた高尾も緑間の提案に笑顔で頷いた。
ちょっと驚いたけど、真ちゃんを独占できるのは変わらないわけだし、これはこれでおいしい気がする。
＜続く＞
読了、お疲れさまでした。
ｗｅｂ拍手をありがとうございます。
緑間がお坊ちゃま説はついったーで盛り上がってしまいましたvv
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プロフィール
ＨＮ：
るん
性別：
非公開
自己紹介：
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
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