ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ１８禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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放課後の教室
[0回]
みんな帰ったり部活に行ってしまって誰もいない。
そこにポツンと背の高い男がいた。
彼は机に腰を下ろしていたがソワソワと落ち着かない。
いつもならもうとっくに体育館に行って着替えてる時間
だけどまだ体育館に行くわけにはいかなかった。
本当は昨日もこうして待っていた。
でも彼はいつの間にか帰ってしまって、結局会えなかった。
女子でもないのにこんな風に男子生徒を待っているなんて何かおかしい。
水戸部はふと顔を上げて窓の外を眺めた。
真っ赤に染まった夕日が野球部やサッカー部の部員達の影を伸ばしていく。
その影がどんどん迫ってきて、この校舎の中を暗くしていきそうだ。
誰もいない教室はちょっと不気味で水戸部は両腕で体を抱え込む。
「早く来い・・・」
誰に言うわけでもなくポツリと呟く。
もう日向や伊月、小金井達は体育館で自主トレはじめてるな・・・
そんなことを考えていると
バタバタと廊下を走ってくる足音がした。
「やっべぇ、もうこんな時間。遅れる遅れ・・・あれ？」
教室に戻ってきた木吉はそこにポツンと残っていた水戸部を見た。
「何やってんの？部活は？」
「あの・・・」
水戸部はずっと手に持っていた包みをパッと隠した。
「ん？何？」
木吉が少しずつ近づいてくる。
あと5秒、4秒、２秒・・・
今自分と15センチほどしか離れていない場所に立って水戸部の顔を覗き込んでくる。
部屋が暗くなったから近くないと顔がよく見えない。
「あの・・昨日渡そうと思ったんだけど」
水戸部がきれいに包装された包みを木吉の顔の前に出した。
「ん？あれぇぇぇ？」
急に木吉の顔が微笑んだ。
水戸部が想像していた以上に優しい笑みを浮かべている
「俺に作ってくれたの？」
その言葉に水戸部はコクンと頷いた。
同時に背中から温かい腕が体を覆った。
ずっと待ち望んでいた男の香りがする。
木吉は優しい。
他の誰よりも優しい。
でもその優しさは水戸部だけに向けられている訳じゃないと水戸部は知っていた。
それでも今、この時間だけはその優しさを独占できる幸せ。
水戸部の手が木吉の腕に添えられると、木吉は水戸部の耳元で囁いた。
「誰にもらったどんなものよりも嬉しい。ありがとな」
水戸部はそれだけで嬉しかった。
だからコクンと頷くともう少しだけこのままいられたらいいと思っていた。
木吉が大好きだから
いつまで一緒にいられるかわからないけど
彼がここにいる間はずっと一緒にいようと決めていた。
ずっと・・・・
＜おわり＞
読了、お疲れさまでした。
ｗｅｂ拍手をありがとうございます。
木吉と水戸部というマイナーＣＰですみません・・・
でも色々とツイッターなどでお話ししているうちに
すごく好きになりました。
きっとこんな風にお互いなかなか進展しないＣＰも美味しいと思いました
こんど１８禁バージョンも書きたい！
言ってることちがうじゃねぇか！！wwwww
あと本誌ネタ色々と書きたいです。
霧崎は途中まで書いてます。
早く書かないと！！
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プロフィール
ＨＮ：
るん
性別：
非公開
自己紹介：
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。