ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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学校帰り、川沿いの歩道を歩きながら宮地は嬉しそうにそう言った。
「釣りって・・・」
木村はまたかという顔でため息をつく。
宮地はいつも思いつきで木村を誘う。
昨日はキャンプで一昨日は登山だった。
同じバスケ部になってから毎日のように一緒に帰るようになり
もう2年も一緒にいて、宮地はずっと木村を誘い続けていた。
木村も最初の頃はその話題にのって
2人で家に着くまで盛り上がった。
ところが最近の木村は呆れて宮地の提案に適当に答えるだけだ。
理由はいつも宮地はどこかへ行こうと木村に言うが、
一度も一緒にどこかへ出かけたことがなかったからだ。
木村の方から休日前に誘ってみたことはあった。
ところが宮地は何かと理由をつけて一緒に出かけようとしなかった。
そのうち木村も宮地を誘わなくなったのだ。
「どこに釣りに行くんだよ?」
木村は試しに宮地に尋ねた。
「うーん・・やっぱり渓流かな」
「バーカ、こんな時期に渓流釣りなんかしないよ」
またしても全く行く気がないのに誘っているのだと木村は笑った。
すると宮地はムッとした顔をする。
「じゃあ湖」
負けず嫌いな宮地は木村の言葉に反発するように口を尖らせた。
「明日行く?」
今日は金曜で明日は部活も休みだったからちょうど良い。
どうせ誘ったところでそれに乗ってくるはずはないと木村は軽く誘ってみた。
「明日かぁ~」
案の定宮地は言葉を濁らせる。
こんなやりとりは最近あまりしていなかったが断られるのは嫌だった。
「うそうそ、冗談」
木村は片手を振って言葉を訂正する。
「そんな冗談言ったら刺してやる」
「えっ?!」
宮地の穏やかならぬ言葉に木村は笑いながら宮地の後についていく。
「えっ?!宮地?なに?」
宮地はムッとして早足でズンズン歩いていってしまう。
「おいっ、どうせ行かないって言うのはお前じゃねぇか」
木村は宮地の腕を掴んだ。
「だから・・・」
ようやく立ち止まった宮地が木村の顔を見上げた。
その顔はなぜか真っ赤になっている。
「行かないってんなら別にいい!」
口をへの字に曲げながら瞳だけは大きく見開く。
この負けず嫌いが・・・木村が譲らなければ絶対に自分からは言わない。
「じゃあ行くのか?」
結局また誘うことになる。
宮地はそれに対して今度は嬉しそうに口元を持ち上げた。
木村はなぜかそんな宮地の顔を見ただけで満足してしまう。
「行かねぇ」
これでまた宮地にふられた。
宮地は誘っても来ないくせに誘わないと不機嫌になる。
どうしようもない我が儘な奴だけど、木村はそれでも仕方ないと苦笑いした。
そして宮地は休日、大抵大坪と一緒にいることを木村は知らない。
<おわり>
何かすみません
大坪×宮地前提の木村×宮地でした。
木村は宮地に振り回されていて、好きだけど
宮地はちょっと強引な大坪が好きだと良いと思いました。
片思い木村は宮地と大坪のことに感づいています。
けどあえて違うと思いたい女々しい奴だと良いと思いました。
スミマセン。。。。
web拍手をありがとうございました^^
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。