ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
コンコン・・
ドアを叩く音がした。
「開いてるから入って良いよ」
椅子に座ったまま振り向くとドアが開いた。
「室ちん何かお菓子なぁい?」
ドアをくぐるように大柄の紫原が入ってきた。
思わず氷室はクスッと笑う。
「あるよ」
紫原の表情はそれだけでぱぁっと明るくなった。
「なにがあるの?」
「んまい棒のキャラメル味と苺味」
「おいしそう♡早く頂戴」
氷室は机の引き出しから袋に入ったんまい棒をたくさん紫原の目の前に差し出した。
紫原は氷室からお菓子を受け取ると早速開けて食べ始めた。
氷室はお菓子を頬張る紫原を微笑みながら眺めていた。
「そうだ!敦はどうしてそんなにお菓子ばかり食べてるの?」
ふと不思議になって氷室が尋ねると急に紫原の手が止まった。
「あっ・・・・」
何かを思い出したのか、めずらしく考え込むように遠くを見つめた。
*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+
あれはまだ帝光中学の頃だった。
バスケ部に入ったのは当時たまたまクラスメイトになった赤司に誘われたからだった。
何をするのも面倒だったけれど、赤司と一緒にやるバスケはそれなりに楽しかった。
なぜなら絶対に負けないから。
それにいつだって赤司は紫原の得意なゲームの仕方を引き出してくれた。
だから負担に思ったことはなかった。
おそらく今の紫原があるのは赤司がいたからだろう。
赤司には絶対服従だった。
色々な意味で彼を尊敬していたし、従うことは嫌じゃなかった。
何よりも赤司のあのきれいな瞳に引かれていた。
紫原は赤司の顔が好きだった。
「敦、何をボーッと見てるんだ?」
練習を終えて赤司の顔に見とれていた紫原に赤司が気がついた。
「赤ちん」
赤司が紫原の側に近づくといきなりその唇にキスをした。
「赤司?!」
「えっ?赤司っち?」
「赤司?」
「赤司君?」
緑間と黄瀬と青峰、そして黒子がびっくりしてふたりを見ていた。
しかし離れようとした赤司の腕を掴んで紫原は更に赤司の唇を貪った。
「・・っ・・・」
これには赤司も少し驚いたようで、紫原の体を思い切り突き飛ばした。
「ん?」
「敦、調子に乗るな」
ようやく離れた紫原にきつく言い残して赤司がその場を離れて行った。
他のメンバー達は何か言いたげに赤司の背中を見ていた。
だが、それから紫原には悪い癖が始まった。
「・・・んっ・・・あつ・・し・・やめっ!」
少しでも隙を見付けるとすぐに赤司の唇を塞ぐようになっていた。
移動教室の渡り廊下
音楽室の隅
部室のロッカールーム
体育館の倉庫
学校帰りの木陰
誰もいなくなった教室
Etc・・・
それも昨日より今日、今日より明日
紫原のキスは濃厚になっていった。
まるで赤司の唇を堪能するようにねっとりと唇を味わう。
そのキスは男子中学生とは思えないほど上達していった。
「いいから敦、ここはこうして・・・」
紫原は教室で今日わからなかった数学を赤司に教わりながら、間近に見ていた赤司の顔に我慢できずに唇を重ねた。
キスがうまくなったのは紫原だけではなかった。
赤司はもっと紫原を酔わせていた。
だからこうして紫原が中毒症状に陥ったのだ。
唇が離れると赤司は言った。
「敦もうキスは飽きたよ」
「俺は飽きないけど」
紫原はすがるような瞳を赤司に向けた。
「命令は絶対だ敦。明日からは僕の変わりにお菓子でも食べればいいよ」
*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+
「え?!そんなことが原因だったの?」
氷室は呆然と紫原を見つめた。
「うん、だって赤ちん怖いんだよ」
しかし、紫原は今は氷室の唇を求めてくる。
「じゃあどうして今はお菓子を食べるのに俺にキスするの?」
そう言う氷室の言葉に紫原はお菓子を食べ終わった苺味の唇で唇を塞いできた。
敦がキスがうまい原因が赤司にあったことは複雑だけど
それでも氷室の唇を欲しがる紫原に氷室は少しだけ嬉しかった。
本当は答えを聞かなくても知っていたから。
赤司と氷室では紫原の位置づけが違ったから。
いつだって紫原はその答えを教えていてくれたから。
「ん~今は赤ちんより室ちんの方が好き」
氷室はまたこっそり紫原が好きなお菓子を買ってこようと考えていた。
赤司君誕生日おめでとう
俺はもう、君を超えたよ
おわり
ドアを叩く音がした。
「開いてるから入って良いよ」
椅子に座ったまま振り向くとドアが開いた。
「室ちん何かお菓子なぁい?」
ドアをくぐるように大柄の紫原が入ってきた。
思わず氷室はクスッと笑う。
「あるよ」
紫原の表情はそれだけでぱぁっと明るくなった。
「なにがあるの?」
「んまい棒のキャラメル味と苺味」
「おいしそう♡早く頂戴」
氷室は机の引き出しから袋に入ったんまい棒をたくさん紫原の目の前に差し出した。
紫原は氷室からお菓子を受け取ると早速開けて食べ始めた。
氷室はお菓子を頬張る紫原を微笑みながら眺めていた。
「そうだ!敦はどうしてそんなにお菓子ばかり食べてるの?」
ふと不思議になって氷室が尋ねると急に紫原の手が止まった。
「あっ・・・・」
何かを思い出したのか、めずらしく考え込むように遠くを見つめた。
*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+
あれはまだ帝光中学の頃だった。
バスケ部に入ったのは当時たまたまクラスメイトになった赤司に誘われたからだった。
何をするのも面倒だったけれど、赤司と一緒にやるバスケはそれなりに楽しかった。
なぜなら絶対に負けないから。
それにいつだって赤司は紫原の得意なゲームの仕方を引き出してくれた。
だから負担に思ったことはなかった。
おそらく今の紫原があるのは赤司がいたからだろう。
赤司には絶対服従だった。
色々な意味で彼を尊敬していたし、従うことは嫌じゃなかった。
何よりも赤司のあのきれいな瞳に引かれていた。
紫原は赤司の顔が好きだった。
「敦、何をボーッと見てるんだ?」
練習を終えて赤司の顔に見とれていた紫原に赤司が気がついた。
「赤ちん」
赤司が紫原の側に近づくといきなりその唇にキスをした。
「赤司?!」
「えっ?赤司っち?」
「赤司?」
「赤司君?」
緑間と黄瀬と青峰、そして黒子がびっくりしてふたりを見ていた。
しかし離れようとした赤司の腕を掴んで紫原は更に赤司の唇を貪った。
「・・っ・・・」
これには赤司も少し驚いたようで、紫原の体を思い切り突き飛ばした。
「ん?」
「敦、調子に乗るな」
ようやく離れた紫原にきつく言い残して赤司がその場を離れて行った。
他のメンバー達は何か言いたげに赤司の背中を見ていた。
だが、それから紫原には悪い癖が始まった。
「・・・んっ・・・あつ・・し・・やめっ!」
少しでも隙を見付けるとすぐに赤司の唇を塞ぐようになっていた。
移動教室の渡り廊下
音楽室の隅
部室のロッカールーム
体育館の倉庫
学校帰りの木陰
誰もいなくなった教室
Etc・・・
それも昨日より今日、今日より明日
紫原のキスは濃厚になっていった。
まるで赤司の唇を堪能するようにねっとりと唇を味わう。
そのキスは男子中学生とは思えないほど上達していった。
「いいから敦、ここはこうして・・・」
紫原は教室で今日わからなかった数学を赤司に教わりながら、間近に見ていた赤司の顔に我慢できずに唇を重ねた。
キスがうまくなったのは紫原だけではなかった。
赤司はもっと紫原を酔わせていた。
だからこうして紫原が中毒症状に陥ったのだ。
唇が離れると赤司は言った。
「敦もうキスは飽きたよ」
「俺は飽きないけど」
紫原はすがるような瞳を赤司に向けた。
「命令は絶対だ敦。明日からは僕の変わりにお菓子でも食べればいいよ」
*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+゚゚*+
「え?!そんなことが原因だったの?」
氷室は呆然と紫原を見つめた。
「うん、だって赤ちん怖いんだよ」
しかし、紫原は今は氷室の唇を求めてくる。
「じゃあどうして今はお菓子を食べるのに俺にキスするの?」
そう言う氷室の言葉に紫原はお菓子を食べ終わった苺味の唇で唇を塞いできた。
敦がキスがうまい原因が赤司にあったことは複雑だけど
それでも氷室の唇を欲しがる紫原に氷室は少しだけ嬉しかった。
本当は答えを聞かなくても知っていたから。
赤司と氷室では紫原の位置づけが違ったから。
いつだって紫原はその答えを教えていてくれたから。
「ん~今は赤ちんより室ちんの方が好き」
氷室はまたこっそり紫原が好きなお菓子を買ってこようと考えていた。
赤司君誕生日おめでとう
俺はもう、君を超えたよ
おわり
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがうございました。
リクエストいただいた紫赤のつもりだったんですが
紫氷混じっていてすみません。。。。
下はコメントいただきました方へのお返事です。
反転でお読みください!
世界最大級の大魔王様>ありがとうございます!赤司君はエロの対象として色っぽすぎて青峰も妄想しちゃうほどです(*^▽^*)
要様>赤司君良いですよね!はい、ぜひまた書かせていただきます!ありがとうございました(*^▽^*)
秀徳LOVE様>うわぁ~ありがとうございます(*^▽^*)
PR
カウンター
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。