ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「どうした?高尾」
バラバラとチームメイトがやってくると、いつもはうるさいくらい自分から声をかけるはずの高尾が黙っていたことを不思議に思ったらしい。
「いや、別になんでもない」
高尾はいきなり知らない奴にキスされたなんてことは誰にも言えるはずがない。
部活の顧問が来るのを皆で待って会場に入ると観覧席に座った。
「ところで今日はどこの試合?」高尾がコートを見ながら何気なく問いかけると
「バカ、お前知らないの?あの「キセキの世代」と言われる帝光中だぞ!まぁ、つくづく相手が俺たちじゃなくて良かったよな」
それは一体どういう意味だ?と高尾がコートに入ってきたメンバーを見た。
その瞬間高尾の視線が一点で止まった。
「高尾?何見てんの?」
隣の奴が高尾の動きが止まったことを不思議に思いながら視線の先を見る。
「ああ、緑間か、あそこ(帝光)は誰がエースかなんてよくわからねぇけど、緑間はシュートの腕は確かだと聞いたことがあるなぁ」
「みどりま・・・」高尾はチームメイトに教えてもらった名前を繰り返した。
「何だ知ってるんじゃねぇの?高尾~お前知らなすぎ」
ごつんと軽くげんこつでこめかみあたりを小突かれた。
バスケをやっている同じ中学生なら全国で名前を挙げている学校やそのチーム員の事くらい知っていて当然なのだろう。けど高尾はまだバスケを始めてからそれほど長くもない。
たまたま体育の授業でバスケをやったときにクラスのバスケ部員が
「お前ってもしかしてこのコートで人の動きとか読めるんじゃねぇ?」と言われて頷くと
「それイーグルアイっつって特技だぜ。バスケ部入れよ」と言われてホイホイ入ったという安易な経緯でバスケ部に入部した。
コートの緑間を見ていると向こうもこっちに気がついたららしい、フッと微笑んで何気なく手を挙げた。こっちを見てあからさまに手を振ったわけではなく、あくまで何気ないので高尾にも自分に手を挙げたのかはわからなかった。
「あれ?今あいつお前に合図した?」という隣の奴も「知らないんなら気のせいだよな」などと言う程度の仕草だった。
それにしても帝光中の「キセキの世代」とはすごい個性の強い選手ばかりだ。こうしてみているだけでそれが伝わってくる。ひとりは恐ろしいほどの覇気を持ち合わせていて、気配だけで相手を押している。そしてひとりは派手な顔立ちで髪も赤くヘラヘラしているが相当運動神経が良さそうだ。もうひとりは影か薄いそれも半端なく存在すら感じられない。その中に緑間がいた。
神経質そうな眼鏡をかけたその奥にある瞳は間近で見るとまつげが長くて純粋そうに澄んでいた。近づいてくる顔を間近で呆然と見つめていた高尾には強烈な印象が残っている。
目を閉じると今でもその顔が鮮明に浮かび上がる程だった。
高尾は思い出してブルブルと顔を横に振ると隣に座っていたメンバが首を傾げた。
「大丈夫か?」
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
スパコミは出ないので5月のオンリーあわせで黄笠小説を書いてます。
卒業後の笠松と高校に取り残された黄瀬の話です。
書きながら自分の中の笠松がどんどん純粋ピュアボーイになっていって
どうしようひとりでキュンキュンしています←バカだ・・・・
それから本誌の桜井も捨てがたい
桜井好きなんだけどどうしよう?
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。