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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「君はテツヤの何?」
宮殿の中に姿を現した騎士に赤司征十郎は声をかけた。

※ここからは18歳以上の方のみどうぞ

 また、本編のネタバレらしきものありますが、本編とは全く関係なく、ただの妄想です。

 
 

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「荻原シゲヒロと言います。あの、黒子とは昔約束を交わした仲です」
煌びやかな衣装をまとった赤司の前で騎士の荻原は跪いた。
「ほう、そうか。でも残念だったな今テツヤは体調が悪くてベッドで休んでいる」
「そうですか。それじゃあ彼に伝えてください。俺は君との約束を守るためにここまで来たから、近いうちに必ず迎えに行くからと」
荻原はゆっくりと立ち上がるとそのまま赤司に背を向けた。
「ちょっと待て」
赤司がそんな荻原を呼び止めた。
荻原はそのままの体制で首だけ赤司の方を振り向いた。
「何でしょうか?」
赤司は微笑する。
「君のことはテツヤから聞いたことがあったな。なるほど、苦難を乗り越えてこの宮殿までたどり着いたっていう訳だね」
そこで一度言葉を切った。
荻原は黙って赤司の瞳を見つめていた。
「けど、残念だったね。僕はテツヤを手放す気はないんだ」
その言葉に荻原の体が赤司の方を向いた。
「手放すも何もあなたには関係ないことです」
「ほう、この国の王である僕がそう決めたことに、たかが騎士である君がが逆らう気なのかい?」
赤司は静かに荻原を見つめている。
「彼(黒子)との約束のために俺はどんな苦難を乗り越えた。今ここであなたと剣を交えることになったとしても俺は悔いはないつもりだ。それに」
「本気で言っているのか?それになんだい?」
「ああ、本気です。それに俺は黒子のこと本気で好きだから、どんな苦難だって黒子との約束のためなら楽しくさえ思えた。あなたが本気で黒子のことが好きだって言うなら余計です」
しかし、荻原の言葉に赤司は声を上げて笑った。
 
「何がおかしいんです?」
ようやく笑いが収まると荻原は赤司を睨んだ。
「私は王だ。本気で誰かを好きになるなんてあるわけがないだろ」
「それじゃあどうして?」
「僕がテツヤを手放したくない理由が知りたければ今夜0時にこの城の離れにある塔に来ればいいよ。いいことを教えてあげよう」
荻原は「わかった。今夜0時だな」ときびすを返すと宮殿から出ていった。
 
 
夜の0時を知らせる鐘が鳴り響く。
荻原は長い螺旋階段を昇っていた。
この塔の上に赤司の言った部屋がある。
そこに行けば黒子に逢える。
彼は心躍らせて階段を昇っていく。
赤司が言う秘密が何だったとしても、自分は黒子を手放すつもりは全くなかった。
黒子との約束は荻原の中ではそれほど大切であり、支えでもあった。
例えどんな秘密だったとしても・・・
やがて階段の上に両開きの扉が見えてきた。
荻原は階段を登り切ると扉の前で立ち止まった。一度大きく深呼吸をしてから右手を挙げた。
そのまま右手で扉を叩いた。
 
「どうぞ、開いてるよ」
 
扉の向こうから赤司の声がした。
荻原が扉に手をかけようとすると
すぐに苦しそうな黒子この声が続いた。
 
「やめっ・・・開けないで!」
その声があまりにも苦しそうで荻原は思い切り扉を開いた。
 
「黒子どうし・・・・・!!」
 
目の前に広がった光景に言葉が消えてしまった。
荻原の前には大きな天蓋つきのベッドが置かれている。
その上には薄着を一枚だけまとった赤司が枕にもたれかかってこっちを見ている。
その腕の中には黒子がいた。
黒子は殆ど裸でこっちを向いている。
その顔は赤く色づいて目には涙を浮かべていた。
「シゲ・・・」
黒子が荻原の目を見る。
その悲しそうな辛そうな顔を見て荻原は驚いた。
 
よく見れば赤司の足の間に黒子の尻があり僅かに下から突き上げられている。
黒子はその都度、小さくうめきながら艶めかしい視線を向けていた。
「赤司君あんまりです・・・うっ・・はっ・・・あああ」
目に涙をためながら黒子が目を見開いた。
荻原も言葉を失ったまま呆然とその光景を見つめていた。
「見えるだろ。愛なんてなくても、テツヤはすごく感じるんだよ。ほらっ」
「あっ・・・やめてください!」
「もう、たくさんだ!!」
ようやく言葉を吐き出せた荻原はそのまま目を見開いた。
「荻原君」
黒子が遂に涙を流しながら赤司の上で悶える。
「ああっ・・もぅ・・出る」
赤司が黒子の花茎に触れると黒子はたまらず精を飛ばした。
「くろこ・・・」
「どうだ?愛など結局は戯言だと思わないかい」
赤司の言葉に荻原は遂にその場を逃げ出した。
黒子が悔しそうに唇を噛む。
赤司は黒子の顎に手をあてて唇を重ねた。
「テツヤは誰にも渡さないよ」
 
おわり・・・




読了、お疲れ様でした。
226Qのシゲと黒子の表情を見ているとまるで三角か関係にしか見えなくて
ちょっとパロってみました。
赤司が黒子を雇っている王様で本当はいつも優しいのに
シゲが現れると意地悪がしたくなって。黒子が嫌がることをしてしまいました。
それでも自分が黒子に惹かれている自覚がなく、これはシゲに対する嫌がらせのつもりでしかなかった。
この後黒子が王に対してどんな決断をするかは本誌次第と言うことで(*^▽^*)

web拍手をありがとうございます。
前に書いた記事に拍手いただいて自分でも読み返したりしています。
 

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HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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