ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「げっ!」
黒子は思わず声を上げて火神の後ろに隠れた。
「げって何すか~げって・・それに何で隠れるんっすか。黒子っち」
スラリと長身の金髪の男が火神の後ろに隠れた黒子の腕を引っ張った。
「だって黄瀬君はきっと青峰君のところへ行って『うぜぇ』とか言われて、緑間君のところに行って『忙しいのだよ』って追い払われたから僕のところへ来たんですよね」
という黒子に黄瀬は
「さすが黒子っちよくわかったッスね」
とニコニコと笑う。
それを見て他のメンバーは先に歩いていった。
「火神君待ってください」
黒子も歩き出そうとすると、黄瀬は黒子の腕を掴んだまま大きな声で泣きだした。
「待ってよ黒子っちぃ~聞いてくださいよ」
「嫌です」
即答した黒子にさすがの火神もびっくりして振り向いた。
「だって今日卒業式じゃないッスか~」
嫌だと黒子が言ったのにも関わらず黄瀬は勝手にしゃべり出した。
それを見て火神はまた呆れて去っていく。
「ほら、黄瀬君のせいでみんなにおいて行かれちゃったじゃないですか」
「そんなの・・・それより先輩が卒業しちゃったんっすよ!!」
「はいはい、黄瀬君こんなところで泣かれても目立ちますから移動しますよ」
そう言って歩き出した黒子の後ろから黄瀬はついてくる。
「今日最後に先輩のところにいったんすけど、先輩ったら冷たくて『お前の顔を見なくて済むかと思ったら清々する』って酷いこと言うんすよ~」
黒子の後ろから派手な大男がギャーギャー泣き叫びながらついてくる。
「あのう」
「ん?なんッスか?黒子っちも寂しいッスよね」
強引にそんなことを言う黄瀬に黒子は呆れながらマジバへ入った。
シェークを買って席に座ると向かいの席で黄瀬は散々泣き叫んだ。
これだから青峰君も緑間君も黄瀬君の相手をしなかったんだと黒子は考えていた。
「聞いてるんスか?黒子っち」
黄瀬にそう言われて黒子は頷いた。
「じゃあ俺、明日からどうすればいいんっすか?」
「黄瀬君は中学の卒業式の時も僕に同じことを言いました。思った通り黄瀬君って酷い人だったんですね」
黄瀬は泣きやんで黒子の顔を見つめた。
「あっ・・・」
それから席を立った。
「ごめん、黒子っち俺ちょっと用事思い出したッス」
そのままそそくさと店を出て行った。
黒子はストローを口に咥えると後ろから声がした。
「にぎやかな男だな」
火神は今まで黄瀬が座っていた席に座る。
「黄瀬君はいつだって真剣だし、いっぱいいっぱいなんですよ」
黒子が少しだけそう言って笑った。
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
根本的に黄笠なんですが
ちょっと黄黒でした。
黄瀬は本当はみんなに愛されているけれど
本人の前ではみんな冷たいと思います。
笠松の卒業にどうしたらいいのかわからない黄瀬は
大騒ぎして紛らわすような気がしました^^
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。