ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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バスケ部は運動部の中じゃ軽い奴が多いけど、スポーツに力を入れているこの学校はバスケ部でも硬派な奴が多かった。
どうせ口ばっかりでちゃらい奴だと思ってたら、あの帝光中学の出身らしい。
そうか、キセキの世代。
「先輩!携帯番号とメアド交換しましょ」
その男は突然携帯電話を取り出した。
「誰だっけ?」
「黄瀬ッスよ。黄瀬涼太覚えくださいよ」
本当は知っていたがわざとらしくそんなことを言った。
「それより携帯」
「あ、悪い。俺携帯持ってないんだわ」
今時携帯持ってないなんて誇れたもんじゃないけど、今のところ別に不自由だとは感じない。
「またまたぁ~そんな人いないッスよ~」
「悪かったな。ここにいて」
黄瀬は苦笑いをしながら頭をかいた。
「マジッスか~じゃあ家電で良いッスよ。教えてください」
こいつ俺の家の電話番号聞いて一体どうするつもりなんだ。
まぁ、別に教えても困る訳じゃねぇし
笠松は黄瀬に家の電話番号を教えると、黄瀬はさっそく自分の携帯に番号を登録した。
週末になって朝目が覚めると母親から
「幸男、後輩の子から電話よ」
と呼ばれて電話に出た。
「先輩?黄瀬ッス。今日暇ッスか?一緒に映画見に行きません?」
「ああ、別にいいけど」
電話を切ってから、黄瀬が本当に家に電話してくるなんて思わなくて戸惑った。
こういうパターンって電話を切ると、あれこれ家族から聞かれたりするから、さっさと部屋で支度をしてから家を出た。
別にやましい事じゃないけど、面倒くさいから説明なんかしたくない。
それにしても家に電話してくるなんて・・・
黄瀬はよくかけられるな。俺なんか家族が電話に出たら面倒だ。
今までこっちからかけることはあっても電話がかかってくるなんて滅多になかったのに。
「先輩、これ」
映画を見た後で黄瀬が小さな包みを差し出した。
「なんだこれ?」
笠松は不思議そうに差し出された包みを眺めていた。
「いいから受け取ってください。俺こう見えて結構ギャラ良いんッスよ」
黄瀬が強引に笠松に手渡した。
そのまま走り去っていく。
笠松は手渡された包みを持ったまま走り去る黄瀬を眺めてから、家に帰った。
部屋についてから机の上に包みを置いて開けた。
それは新品の携帯電話だった。
別に買えなかったわけでも何でもないんだけど・・・
そう思っていたらいきなり電話の呼び出し音が鳴った。
通話ボタンを押して携帯電話を耳につけた。
「先輩、開けてくれたんッスね。これは俺が連絡したいからプレゼントしました。俺の電話番号とメアドは登録してあります。それから先輩の電話も俺の携帯に登録済みッスよ。あ、電話はプレゼントしたッスけど、通話料は自分で払ってくださいね。じゃあ明日の朝またメールするッス」
「ちょっと待て、別にお前にもらう筋合いはないから・・」
「ありますよ!だから素直に受け取ってください」
笠松が言おうとした言葉を遮って、黄瀬はそう言うと電話を切ってしまった。
笠松がアドレス帳を見ると本当に黄瀬しか登録されていなかった。
これじゃあ、何だか他の奴の番号を登録しずらい。
どうして黄瀬からこんなものをもらう訳があるというのだろう?
笠松は机の上に置いて電話をじっと見つめていた。
「先輩、俺そんな風に誰かに心配されたこと一度もなかったッス」
黄瀬ははにかんだような顔をはじめて見せた。
黄瀬との接触で思いつくのはそのくらいしかなかった。
あれから黄瀬は少し変わった。
「まぁ、とりあえず預かっておきますか・・・」
笠松はその日から携帯電話を持った。
だがまだそのことは黄瀬しか知らない。
当然かかってくるのは黄瀬だけだった。
おわり

読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます!
アニメ3話のエンドカードがなぜか黄瀬と笠松が携帯電話を持っていて
あわわわわってなってしまいました。
本編の話の中での黄瀬と笠松のやりとりがあまりなかっのに、先を急いでいる感じは受けたけど
まぁ、笠松さん可愛いからもうどうでもいいです!黄瀬もかっこいいし(*^▽^*)
で、自分は実は笠松さんって硬派だから携帯とか持ってなかったら萌える
と思ってしまいました。
どうせ口ばっかりでちゃらい奴だと思ってたら、あの帝光中学の出身らしい。
そうか、キセキの世代。
「先輩!携帯番号とメアド交換しましょ」
その男は突然携帯電話を取り出した。
「誰だっけ?」
「黄瀬ッスよ。黄瀬涼太覚えくださいよ」
本当は知っていたがわざとらしくそんなことを言った。
「それより携帯」
「あ、悪い。俺携帯持ってないんだわ」
今時携帯持ってないなんて誇れたもんじゃないけど、今のところ別に不自由だとは感じない。
「またまたぁ~そんな人いないッスよ~」
「悪かったな。ここにいて」
黄瀬は苦笑いをしながら頭をかいた。
「マジッスか~じゃあ家電で良いッスよ。教えてください」
こいつ俺の家の電話番号聞いて一体どうするつもりなんだ。
まぁ、別に教えても困る訳じゃねぇし
笠松は黄瀬に家の電話番号を教えると、黄瀬はさっそく自分の携帯に番号を登録した。
週末になって朝目が覚めると母親から
「幸男、後輩の子から電話よ」
と呼ばれて電話に出た。
「先輩?黄瀬ッス。今日暇ッスか?一緒に映画見に行きません?」
「ああ、別にいいけど」
電話を切ってから、黄瀬が本当に家に電話してくるなんて思わなくて戸惑った。
こういうパターンって電話を切ると、あれこれ家族から聞かれたりするから、さっさと部屋で支度をしてから家を出た。
別にやましい事じゃないけど、面倒くさいから説明なんかしたくない。
それにしても家に電話してくるなんて・・・
黄瀬はよくかけられるな。俺なんか家族が電話に出たら面倒だ。
今までこっちからかけることはあっても電話がかかってくるなんて滅多になかったのに。
「先輩、これ」
映画を見た後で黄瀬が小さな包みを差し出した。
「なんだこれ?」
笠松は不思議そうに差し出された包みを眺めていた。
「いいから受け取ってください。俺こう見えて結構ギャラ良いんッスよ」
黄瀬が強引に笠松に手渡した。
そのまま走り去っていく。
笠松は手渡された包みを持ったまま走り去る黄瀬を眺めてから、家に帰った。
部屋についてから机の上に包みを置いて開けた。
それは新品の携帯電話だった。
別に買えなかったわけでも何でもないんだけど・・・
そう思っていたらいきなり電話の呼び出し音が鳴った。
通話ボタンを押して携帯電話を耳につけた。
「先輩、開けてくれたんッスね。これは俺が連絡したいからプレゼントしました。俺の電話番号とメアドは登録してあります。それから先輩の電話も俺の携帯に登録済みッスよ。あ、電話はプレゼントしたッスけど、通話料は自分で払ってくださいね。じゃあ明日の朝またメールするッス」
「ちょっと待て、別にお前にもらう筋合いはないから・・」
「ありますよ!だから素直に受け取ってください」
笠松が言おうとした言葉を遮って、黄瀬はそう言うと電話を切ってしまった。
笠松がアドレス帳を見ると本当に黄瀬しか登録されていなかった。
これじゃあ、何だか他の奴の番号を登録しずらい。
どうして黄瀬からこんなものをもらう訳があるというのだろう?
笠松は机の上に置いて電話をじっと見つめていた。
「先輩、俺そんな風に誰かに心配されたこと一度もなかったッス」
黄瀬ははにかんだような顔をはじめて見せた。
黄瀬との接触で思いつくのはそのくらいしかなかった。
あれから黄瀬は少し変わった。
「まぁ、とりあえず預かっておきますか・・・」
笠松はその日から携帯電話を持った。
だがまだそのことは黄瀬しか知らない。
当然かかってくるのは黄瀬だけだった。
おわり
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます!
アニメ3話のエンドカードがなぜか黄瀬と笠松が携帯電話を持っていて
あわわわわってなってしまいました。
本編の話の中での黄瀬と笠松のやりとりがあまりなかっのに、先を急いでいる感じは受けたけど
まぁ、笠松さん可愛いからもうどうでもいいです!黄瀬もかっこいいし(*^▽^*)
で、自分は実は笠松さんって硬派だから携帯とか持ってなかったら萌える
と思ってしまいました。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。