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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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朝からどんよりとした空が広がっっている。

続きは下をクリックしてください^^

拍手[15回]

せっかく外でトレーニングしようと思ったのにこれじゃあまた体育館に行くしかないか
笠松は部屋の窓から振り続ける雨を眺めた。
見慣れた風景
だけど雨に濡れた景色はいつもと少しだけ違う
人通りが少なく、しっとりとしている。
眺めているとふと森山の言葉が浮かんできた。
『俺は雨が嫌いじゃない。うん、むしろ好きだな。だって好きな相手に堂々と傘に入れてもらって接近できるし、手なんかを握ってもわざとらしく無いじゃないか』
フッ
笠松は笑ってしまった。
まぁ、森山らしい意見だ。
だけどそう言う森山は実はすごく奥手で、いざ傘を手にすると本当に好きな相手には傘に入れてもらうことも、傘に入れることもできない。
なんだかんだ言っても、うちのバスケ部でそういうことをサラッとできるのはやはり黄瀬くらいだ。
あいつはどんな時でも、誰にでもその傘を差し出したり、平気で入れてもらったりするんだろうな・・・
少しだけ胸の辺りがちりちりする。
これを嫉妬だとは絶対に認めない。
それでも黄瀬が誰にでも懐く姿は嫌いじゃない。
それが黄瀬の良いところなのかもしれない。
「って、なんで俺はさっきから黄瀬のことばかり考えてるんだよ!!」
思わず怒鳴ってから、窓の外に傘がひとつあることに気がついた。
傘から上を見上げた男の顔が笑っている。

「先輩!今俺の名前呼んだッスか?」

運が良いこととタイミングにかけてはこの男の右に出る奴はいない。
顔が熱くなって部屋に置いてあった消しゴムを投げた。
「おっと、先輩いくら消しゴムでも2階から投げたら危ないじゃないッスか」
それから髪をかきあげてウインクする。
「早く練習にいきましょ」
恥ずかしい奴!!
いたたまれずに階段を駆け下りていた。
そのまま家のドアを開けると黄瀬は俺の腕をぐいっと引き寄せた。
「傘は持たなくても良いッスよ。この傘大きいっすから」
だからそんな恥ずかしいこと男同士で言うとかマジ勘弁してほしい。
玄関に立てかけてあった傘を手にするとそれで黄瀬の頭を叩いた。
「ばーか!」
「え~っ」
黄瀬が口を尖らせる。

森山、俺もどうやらおまえのことはとやかく言えそうにない。
だけど黄瀬って本当に恥ずかしい奴だ。
そんなこいつのこと気になって仕方がないなんて悔しいから今はいってやらねぇけどな。

おわり



読了お疲れ様でした。
web拍手を押していただきありがとうございます!
すごく感謝しております。

今日は雨ですね。
雨の日に黄瀬と笠松は一体何をしているのか
とても気になります。
きっと家で一緒に映画のDVDとか見ているかもしれませんね。





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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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