ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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ロッカーで着替え終わると伊月は日向の後ろに立った。
「さぁな、どっちでもいいじゃねぇか」
日向は伊月の手首を掴んで引き寄せる。
引き寄せられて日向の腕の中に収まった伊月は耳まで赤く染めている。
「そうだね、うちのメンバーって鈍そうなのに意外にみんな鋭いな。あ~火神を除いてだけど」伊月の言葉を聞いているのかいないのか、日向は伊月の手を取ると指の間に自分の指をはめ込んでいった。合わせられた手のひらから伊月に日向の体温が伝わっていく。
「なんかこれやらしくねぇ?」伊月が赤くなったまま小さな声で伊月を見る。
「こんくらいいいじゃねぇか。それとももっと別のもの期待してたとか・・」
眼鏡の奥から意味深な瞳を伊月に向けると伊月は下を向いた。
「そんなの・・・」あんまり追い詰めないで欲しい。何だか唇を重ねてからあの感覚が脳裏に焼き付いて離れない。けどそんなこと日向には言えない。
日向は視線を彷徨わせている伊月の顎をとらえた。
「キスぐらい、毎日してもいいんだぞ」チュッと軽く唇を啄んだ。
あっ、これ・・・伊月は日向の顔を間近でじっと見つめる。日向も頬を染めるとギュッと伊月の体を抱き寄せて力一杯抱きしめた。
「だぁほ!そんな顔するな!俺が襲いかかっても知らねぇからな!」
だって日向がそんな簡単な口づけしかくれないから・・・とは言い出せなくて
「明日もする?」と言ってみた。日向は頷いた。
「明後日も?」「うん」「その次の日も」「うん」「その次の次の日も」「うん」
「ずっとだね」「ああそうだ。一生でもいい」
「日向・・・」伊月は日向から体を離してその顔を見てクスッと笑った。
「それはないな」あっさりそう言われると日向はがっかりする。
「なんで?」「だってジジイ同士がキスしてる姿は嫌だ」
突然日向は想像したのか大声で笑い出した。
「そうだな」
着替えが終わってロッカーを後にした。
「明日の休みって予定ある?」
そういえば明日は土曜日で学校は休みだ。部活も監督が用事があって久しぶりに休みにしてくれた。
「別にないけど」
「じゃあどっか遊びに行かねぇか?」「どっかってどこ?」
「うーん、行きたいとこはある?」
言い出した日向は誘っておきながら何も考えていなかったらしい。話は伊月に振られた。
「じゃあ、温泉行きたい」「日帰り温泉?」「うん」「年寄りくせぇ」
日向の言葉に2人で笑う。だが手頃だしあんまりお金もかからないので明日の休日は朝から近くの日帰り温泉巡りをすることにした。
「何だか楽しみだな」嬉しそうにそう言う伊月の横顔を見て、日向は伊月とならどこだって良いと思った。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
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