ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「ここです」
黒子の家は郊外のごく普通の一軒家だった。
両親は共働きで夜にならないと2人とも帰ってこないらしい。
「お邪魔します」
誰もいなくても一応挨拶をする火神に黒子が「誰もいませんよ」ともう一度言う。
ダイニングまで来ると黒子は冷蔵庫を開けた。
「火神君はお茶とコーラとポカリどれがいいですか?」
「ポカリ」
冷蔵庫からポカリのボトルを2本取り出すと閉めて黒子は2階へ案内した。
「こっちです」
階段を上がって奥に2つ手前にひとつ部屋があるらしい。
黒子は奥の左側のドアを開くと持っていた鞄を投げた。
「適当に座ってください」
「ああ」
火神はフローリングの上に置かれた丸いラグの上に座った。
黒子も別のラグに座る。
まるでいつも誰かがいるように部屋にはラグもイスも2つずつ置いてある。
火神は少し不思議に思って見回した。
「ああ、今日みたいに誰かが来たときに一つだとそこに座れなくて嫌じゃないですか。だからいつでもそれが重なってもいいように2つずつ置いてるんです」
「?」
その時なぜか火神は黄瀬の顔が浮かんできた。
「キセキの世代って言われる奴らもここに来るのか?」
「あまり来ませんね。学校で一緒だったし。ああけど黄瀬君は休日によく口実をつけては遊びに来てました」
火神の顔色が変わる。
やっぱり黄瀬とこいつって何かあるのか?
目の前でポットボトルを開けてそれを飲む黒子を見つめていた。
「で、あのプレイ中の話ですけど、どうして最近僕の前に出てくるんですか?それが無意識だったら尚更意識して直してもらわないと困ります」
「ああ」
火神は何となく見ていた本棚に中学時代のアルバムを見つけた。
キセキの世代が載っているアルバムにすごく興味がある。
そう思った瞬間に火神は立ち上がってそのアルバムに手を伸ばしていた。
「火神くん?」
黒子が振り向いてそれがアルバムだと気づくとフッと笑った。
もしかしてこいつわざと目につく位置にこのアルバムを置いたのか?
火神はもう一度座ってから黒子の顔を見た。
「わざとだな」
「いいえ、偶然ですよ」
黒子はアルバムに目を落とした。
「でも写真なんか見たって何もわかる訳じゃないですよ」
そう言われてみればぞうだけどなぜか黄瀬が気になった。
同じチームでバスケをやってきて今なお黒子を欲しがるプレーヤー。
別にこんな奴に固執する訳じゃねぇけどイライラする。
火神がアルバムをめくっていくとバスケ部のメンバーが映った写真が出てきた。
黄瀬が黒子の肩を組んで楽しそうに笑っている写真だった。
それを見て火神はすごくイラついてきた。
黒子はそんな火神の顔を黙って見ていた。
<つづく>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
火神の嫉妬シーン萌えますvv
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
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