ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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高尾は冬期講習にも参加したが、緑間は参加していなかった。
だが、高尾は受験に受かる方が先決だったので今は緑間がいなくても我慢できた。
こんな時期に後輩から電話が入った。
「先輩、息抜きにバスケの試合見に来ませんか?」そう言われると元々後輩の面倒見もいい高尾は
「そうだな、たまには息抜きでもするか」と市立の体育館へ出かけていった。
今日は関東大会でこれが決まれば全国大会へ昇る。
その中には緑間のいる帝光中学が入っていた。
「やっぱつぇぇな」高尾が呟くと後輩は「ん?帝光っすか?あそこはキセキが抜けてもまだ強いですね」とコートを指さした。
高尾がコートから顔を上げてそこに緑間の視線を感じて固まった。
「あっ」小さく声を上げると後輩は高尾を振り返った。
「先輩どうしたんっすか?」不思議そうに顔を近づけてくる。
「あ、いや・・・なんでもない・・つかお前かお近ぇよ!」ビタンと後輩の頭を叩くと彼はその頭を撫でながら
「いてぇ・・・酷いッスね」と普通に座り直した。
高尾が緑間に視線を戻すとずっと高尾を見ていた。
「真ちゃん・・・」高尾はニッコリと微笑んで小さく手を振ってみるとプイッと緑間は顔を背けた。
あ、ひどい・・・
試合が終わって高尾は後輩を待たせたまま緑間を探していた。だがどこにも見あたらない。
渋々後輩の待っているところに戻ると「先輩何してたんですか」と口をとがらせた。
そんな彼の背中を叩いてふと顔を上げるとそこに緑間が立っていた。
「あ」短く高尾が声を上げて緑間に走り寄る。
「真ちゃん・・・」「お前なんか知らないのだよ」
冷たくそう言われて緑間は他の仲間達と出て行った。
「誰ッスか?」「知らない」高尾の背中にそんな話し声が聞こえてくる。
高尾はショックでその場に立ちつくしていた。
いくら何でもそれはない・・・「高尾先輩」後輩が高尾の顔を覗き込んできた。
「先輩どうしたんすか?帰りますよ」と言われて「ああ」と体育館を出た。
「先輩、帝光のキセキを知ってるんすか?」キラキラとした瞳で後輩に尋ねられても、高尾は緑間に無視されたことがショックすぎて言葉が出ない。
普段から賑やかな高尾が急におとなしくなったので、後輩も静かになった。
「じゃあ、先輩受験頑張ってください」
彼はそう言って地元の駅で別れた。
高尾はどうしても気になって緑間の携帯番号へ電話していた。
画面に「真ちゃん」という文字が出ると高尾は電話のボタンを切った。
「だめだ・・・くそう」
結局電話できないままだった。
それからしばらくして緑間とは連絡もないまま受験の日が来てしまった。
やるだけのことはやった。
高尾はそう思いながら受験会場の秀徳高校へ来た。
すると同じ教室に緑間がいた。
「真ちゃん・・・」
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
コメントのお返事です。
シャルナーク様
ありがとうございます。嬉しいけど褒めすぎです
どうしたらいいのかわからないじゃないですか~
しかも黄笠ですみません・・・
いえ、どのカップリングも黒バスは愛しすぎで
キャラ達が生きているんです。だからきっと私の力じゃないですよエヘヘ
ありがとうございました。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。