ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「ロサンジェルス行き○○便は○○空港に不時着しておりました」
大勢の人がシーンとしてそのアナウンスに聴き入った後で「わっぁ!!」というどよめきの声が上がった。
黄瀬もその場に膝をつくと
「先輩・・・良かった・・・」
と両手で地面を叩く。
生きていた、笠松先輩が無事に・・・でもその顔を見るまでは安心できない。
先輩に会いたい。でも不時着した空港も遠く離れたアメリカの地。
先輩いつ帰ってくるんだろう?呆然と電光掲示板の表示を見つめていた黄瀬にひとりのパーサーが声をかけてきた。
「お客様、大丈夫ですか?」
床に俯せていた黄瀬を心配したらしく黄瀬の顔を覗き込んできた。
黄瀬は彼女にめいいっぱい格好いい笑顔を向けた。
「すみません、友人が乗っていたものでつい取り乱しました」
すると彼女はハッとした。
どうやらモデルとしての黄瀬涼太を知っているらしい。
目の前にある甘いマスクの美青年に一瞬ポワンとなっていた。
「あ、失礼しました。お客様もアメリカに行かれますか?」という言葉に黄瀬は首を左右に振った。
「いいえ、俺はここで友達が帰ってくるのを待ちます」
「そうですか」
眩しいほどの笑顔を向けられて彼女はそう答えると去っていった。
去り際に「もしアメリカに行くなら相談にのりますよ」という言葉と彼女の名刺を残して。
黄瀬はそれを見ながら微笑んだ。
「先輩、俺待ってますからね」
黄瀬はとりあえず空港を後にした。
帰りのバスに乗り込んだ黄瀬の携帯にメールが入った。
『黄瀬、元気か?実は俺の乗った飛行機が乱気流に飲み込まれて不時着した。テストには間に合いそうだが帰りの日程が少し長引く』
黄瀬はクスッと笑った。
「先輩らしいッス。心配かけまいと精一杯の配慮のつもりっすね」
黄瀬は返信を打ってそのまま目を閉じた。
「早く会いたいッス」
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
黄瀬はどんな時でも他の人にはイケメンだと良いと思います。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。