ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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火神は右手で太陽の日差しを遮りながらジュースを買いに走った黒子をベンチに座って待っていた。周りには男女2人組のカップルばかり。
そんなところに高校生の野郎2人が来ているのがどうも子恥ずかしい。
だが、両手にジュースのカップを持って歩いてくる黒子を見ると思わず顔がほころんだ。
やべっ、俺ニヤけてきやがる・・・そんな顔を引き締めようと口をへの字に曲げて待っていた。
「火神つまらないですか?嫌なら帰っても良いですよ」
ジュースを手に火神のいるテーブルまで来て、黒子がジュースを置いた。
火神の不自然な仏頂面を見てあまりに動物園に似合わないと黒子なりに判断したらしい。
「そんなことねぇよ」
ボソリと火神が一言そう言うと黒子が置いてくれたジュースのカップを手元に引き寄せてストローに口を付けた。
「うっ、なんだこれ?!」
「イチゴジュースです」
一口ジュースを口に入れてそれがスポーツドリンクじゃなくドロッとした口当たりなのに驚いた。
「だって僕と一緒でいいって言ったじゃないですか」
黒子はイチゴジュースのストローを啜っている。
確かにそう言ったけど、まさかイチゴジュースを買うとは思わなかった。この場合は炭酸飲料とかスポーツドリンク、お茶ぐらいだと思っていた。
野郎2人で何でイチゴジュースのストローを仲良く啜っているんだろう・・・
「すみません。やっぱり帰りましょうか」
あまりに不機嫌そうな顔の火神に黒子がそう言うと火神は「いや、いいよ」と言ってイチゴジュースを一気に飲んだ。
空になったカップを少し離れたゴミ箱に向かってシュートするように投げ入れた。
ストンと気持ちいい音を立ててゴミ箱にカップが入ると黒子はにっこり笑った。
「火神君、かっこいいです」
火神はそう言う黒子の顔が照れくさくて見られなかった。赤くなって顔を背ける。
すると黒子はテーブルの上に置かれていた火神の手を取った。
その手を広げて手にできているタコに触れる。
「火神君の手はバスケットのためにあるみたいです。でも僕に触れる優しくて荒々しい火神君の手も大好きです」
黒子はその手を自分の口元に運んだ。
火神は呆然と黒子のその仕草を見ていたがすぐに顔が赤くなっていった。
黒子が両手で持った鏡の手にチュッと口づけると逆に黒子の手首を掴んだ。
「お前、自覚あんのかねぇのか知らねぇけど、それ明らかに誘う行為だぜ」真っ直ぐに黒子の大きな瞳を覗き込むと一瞬その瞳が揺らいだ。
火神は黒子の手首を掴んだまま立ち上がる。
「もう帰ろう」
せっかく動物園まで来たというのに黒子のせいで台無しだ。そんなことよりも今すぐに黒子を押し倒したい衝動に駆られていた。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
来週のジャンプが楽しみすぎで今週のジャンプを穴の空くほど読んでます。
一字一句見落とさないように読んでます。
黒子が微笑んだ顔が好きです。
来週は黄瀬も笠松も微笑むといいなぁ~
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。