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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「あっ・・・」

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氷室は月を見上げて立ち止まった。
「どうりで今夜は明るいと思った」
クスッと笑う。

「なんじゃい、氷室か」
この声はうち(陽泉)のキャプテン
「俺じゃ不満ですか?」
岡村に振り返って微笑んだ。
岡村は一瞬戸惑いながらとりあえず夜空を見上げた。
「何をしてたんだ?空に何かあるんかい」
秋田の夜空に輝く満天の星に比べて、大会のため滞在している東京の空には
数えるほどの星しかない。

きっと月を見ていたなんて答えたところで、退屈しのぎの回答にもならない。
「あなたを待っていました岡村先輩。今日は満月ですよ」
冗談交じりにそんなことを言ってみたんだが岡村は黙り込んだ。
あれ?どうした?
氷室は岡村の顔を覗き込んだ。
おやおや・・これはまた・・・
岡村の顔は真っ赤になっている。
冗談だと笑うはずだったのだが、うち(陽泉)のメンバーはどうも調子が狂う。
岡村が月を見上げた。
「きれいじゃい」
「でしょ」
氷室が首を曲げて岡村の顔を見上げる。
岡村が氷室の肩を掴んだ。
あ、ちょっとからかい過ぎたか?
そのまま顔を覗き込んでくる。
またこの純粋なゴリラは調子に乗って・・・
氷室が半分あきらめていると、岡村がすぅーと動いていく。
「誰じゃい!」
「誰じゃいじゃねぇだろ!後輩に誘惑されてんじゃねぇよてめぇ!」
副主将の声だ。どうやら助かったみたいだ。
氷室が少しだけ笑う。
「福井、どうしたんじゃい」
福井が岡村の服をつかんでメンバーが宿泊しているホテルの方へと歩いて行く。
その視線は氷室に何かを物語っていた。
そんなつもりは少しもなかったんだけどな。
全てはこの満月のせいだなんて言っても誰も信じてくれそうにない。
氷室はクスッと笑いながら大きな満月を見上げた。

<end>



読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。

氷室さんは色っぽいのでちょっとした冗談も
冗談ではすまされなくなりそうです^///^

そんな岡氷が好きです!




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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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