ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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何だか今日はやけに真ちゃんがソワソワしている。
「どうした?何か良いことでもあった?」
高尾はリアカー付きの自転車を懸命にこぐ。
「別に何もないのだよ」
どんな時でもラッキーアイテムを手にしているけど今日のラッキーアイテムは・・・
「あのさ・・・」
「ん?ちゃんと前を見ていないと危ないのだよ」
「やっぱりいいや」
すごく気になるんだけど、どうせまた『お前の思い過ごしなのだよ』とかあっさりあしらわれるに決まってる。
いや、ちょっと待て!
真ちゃんがソワソワしている理由がそれに関係があるとしたら?
それにしても真ちゃんから何か言い出すまでは黙っておこう。
「高尾」
よしっ、来た!
「ん?何?」
緑間は顔を上げて眼鏡の真ん中を指先で上げた。
それからラッキーアイテムをこっちに向けた。
やっぱり!
高尾が自転車をこぐ足を止めた。
緑間は大きくため息をついた。
「今日は何月何日だ」
「えっと、確か6月10日だけど」
高尾は緑間が次の言葉をじっと待っている。
だが、緑間はそれ以上何も言わなかった。
「真ちゃん?」
人差し指で頬を掻きながら、緑間の顔を見つめていた。
「もういい」
え?!いいの?!
高尾は意味もわからず心の中で叫んだ。
やっぱりこっちから聞いてみるか・・・
「あのさぁ」
高尾はニコニコと緑間を見た。
真ちゃんが僅かに眉を上げたのを見逃さない。
「・・・・」
「それだけど」
高尾が緑間の手にしているものを指さした。
「ラッキーアイテムに決まっているのだよ。今日のラッキーアイテムはバラの花束なのだよ」
「ですよねぇ~やっぱり。あはははは」
高尾は少しだけガッカリした。
他に何も手に持っていないし、そうだとは思っていたけど・・・聞かなきゃ良かった。
高尾が自転車のペダルに足を乗せてこぎ出そうとすると、急にバラの花束が肩越しに差し出された。
「えっ?何?」
「おまえがこれを欲しそうにしてたから。今日はもう試合もないし、特別にやるのだよ」
なんだよそれ
けど
でも
だけど・・・嬉しい
「もう一度聞くが、今日は何月何日だ」
「だから、6月・・・10日だって・・・」
高尾は答えながら考えた。
あっ、そうか!背番号!
「おまえさ、結構ロマンチストだよな」
真ちゃんがどうしてずっとソワソワしていたのかやっとわかった。
どんな理由でも
些細なことでこんな関係が保てるならそれに越したことはない。
「ふ、お前を相棒として認めたからだ、ありがたく思うのだよ」
バラの花束を受け取りながら緑間のテーピングされた指先が頬に触れる。
えっ?真ちゃん?
唇に何かが触れた。
「好きなのだよ」
「・・・・・」
これ本当にあの緑間か?
こんな奴だって知らなかったけど
いや待て!今キスしたよな・・・
高尾は口元をおさえると、自転車をこいだ。
風が頬を通りすぎていく。
そっと片手で自分の唇に触れる。
その口元がフッと笑った。
おわり
読了、お疲れ様でした。
今日は緑高の日ということで即興で作ってみました。
緑間さんはいつも高尾とどうしたらその先まで行けるかと考えてる。
普通にHな高校生だと思います(*^▽^*)
「どうした?何か良いことでもあった?」
高尾はリアカー付きの自転車を懸命にこぐ。
「別に何もないのだよ」
どんな時でもラッキーアイテムを手にしているけど今日のラッキーアイテムは・・・
「あのさ・・・」
「ん?ちゃんと前を見ていないと危ないのだよ」
「やっぱりいいや」
すごく気になるんだけど、どうせまた『お前の思い過ごしなのだよ』とかあっさりあしらわれるに決まってる。
いや、ちょっと待て!
真ちゃんがソワソワしている理由がそれに関係があるとしたら?
それにしても真ちゃんから何か言い出すまでは黙っておこう。
「高尾」
よしっ、来た!
「ん?何?」
緑間は顔を上げて眼鏡の真ん中を指先で上げた。
それからラッキーアイテムをこっちに向けた。
やっぱり!
高尾が自転車をこぐ足を止めた。
緑間は大きくため息をついた。
「今日は何月何日だ」
「えっと、確か6月10日だけど」
高尾は緑間が次の言葉をじっと待っている。
だが、緑間はそれ以上何も言わなかった。
「真ちゃん?」
人差し指で頬を掻きながら、緑間の顔を見つめていた。
「もういい」
え?!いいの?!
高尾は意味もわからず心の中で叫んだ。
やっぱりこっちから聞いてみるか・・・
「あのさぁ」
高尾はニコニコと緑間を見た。
真ちゃんが僅かに眉を上げたのを見逃さない。
「・・・・」
「それだけど」
高尾が緑間の手にしているものを指さした。
「ラッキーアイテムに決まっているのだよ。今日のラッキーアイテムはバラの花束なのだよ」
「ですよねぇ~やっぱり。あはははは」
高尾は少しだけガッカリした。
他に何も手に持っていないし、そうだとは思っていたけど・・・聞かなきゃ良かった。
高尾が自転車のペダルに足を乗せてこぎ出そうとすると、急にバラの花束が肩越しに差し出された。
「えっ?何?」
「おまえがこれを欲しそうにしてたから。今日はもう試合もないし、特別にやるのだよ」
なんだよそれ
けど
でも
だけど・・・嬉しい
「もう一度聞くが、今日は何月何日だ」
「だから、6月・・・10日だって・・・」
高尾は答えながら考えた。
あっ、そうか!背番号!
「おまえさ、結構ロマンチストだよな」
真ちゃんがどうしてずっとソワソワしていたのかやっとわかった。
どんな理由でも
些細なことでこんな関係が保てるならそれに越したことはない。
「ふ、お前を相棒として認めたからだ、ありがたく思うのだよ」
バラの花束を受け取りながら緑間のテーピングされた指先が頬に触れる。
えっ?真ちゃん?
唇に何かが触れた。
「好きなのだよ」
「・・・・・」
これ本当にあの緑間か?
こんな奴だって知らなかったけど
いや待て!今キスしたよな・・・
高尾は口元をおさえると、自転車をこいだ。
風が頬を通りすぎていく。
そっと片手で自分の唇に触れる。
その口元がフッと笑った。
おわり
読了、お疲れ様でした。
今日は緑高の日ということで即興で作ってみました。
緑間さんはいつも高尾とどうしたらその先まで行けるかと考えてる。
普通にHな高校生だと思います(*^▽^*)
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。