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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「もうすぐ卒業かぁ」

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春日は空を見上げて背伸びをした。
「ああ」
岩村は隣に座って河原でサッカーをしている学生達を目で追っていた。
「なぁ、岩村って卒業してもバスケ続けんの?」
春日は流れる雲を目で追っている。
「もちろん。お前も続けるだろ」
岩村が隣で空を見上げている春日を見た。
「どっしよーかなぁ~」
「続けろよ」
それでも春日は空を見上げたまま雲を見ていた。
「岩村はどうして続けて欲しいの?」
「それは・・」
岩村はまた河原でサッカーをしてる学生に目を向けながら赤くなった。
「だって続けてればまた春日に会えるかもしれねぇじゃねぇか」
それを聞いた春日はようやく隣に座っていた岩村の顔を見た。
それから笑い出した。
「そんなに笑うなって。それにバスケ好きだろ」
「ああ、好きだけど・・・」
春日はようやく笑いを止めると今度は岩村が見ていた学生達を見下ろす。
「そんなことしなくたって」
春日は少しだけ嬉しそうな顔をする。
岩村が春日の夕日に染まった顔をじっと見つめた。
「ずっと一緒にいればいいじゃん」
岩村はそう言う春日に少しだけ驚きながらも
「けど、大学や就職だって同じって訳にはいかねぇじゃねぇか」
「だから・・・一緒に住めばいいじゃん」
春日の横顔は夕日に染まってわかりにくいが少しだけ赤くなっているのか・・・
岩村は呆然と春日を見つめる。
「一緒に住んでればどんなに学校や勤め先が違っても一緒にいられるじゃねぇか」
春日は自分が何を言ってるかわかっているのだろうか?
けど・・・
岩村は春日の手に自分の手を重ねた。
春日がようやく岩村を見た。
「おれ・・・」
春日が笑った。
「俺は元々岩村とは別れる気なんてねぇから」
岩村は春日の手を掴んで立ち上がる。
「早く帰ろう」
「なんだよ・・急に」
春日が強引に引っ張られて少しだけ憮然とすると岩村は赤くなった。
「そんなの・・・早く帰ってだな・・」
春日はそこまで聞いて岩村が言おうとしたことを理解した。
「俺も岩村とキスしてぇ」
岩村の顔は火が噴き出しそうなほど真っ赤だった。
だから俺はお前が良いんだよ・・・
春日はそれは口には出さなかった。
だってこれ以上岩村を煽ると、この場で押し倒すかもしれないと思ったから・・・
 
 
おしまい

 
読了、お疲れさまでした。
ありがとうございます。

岩春はなんだかつられて書いてます。
長編まではちょっと書けませんが
思いつきで短編をたまに書ければいいなぁと思っています。
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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