ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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マジバーガーでバニラシェークを飲みながら火神のことを待っていた黒子は慌てた様子で遅れて来た火神に怪訝そうな顔をした。
なぜか火神は赤い顔をしている。
「ボールのあとついてますけど」
頬にかすったバスケットボールの痕を指摘されて火神は制服の襟で隠した。
「別になんでもねぇよ」
「ふうん、そうですか」
黒子はストローを啜った。
こう見えてもなかなか鋭い観察力のある黒子は火神の様子がおかしいことに気がついていた。いつもなら10個は食べるはずのマジバーガーも今日は5個しかトレーに乗っていない。
「あの明日なんですけど」
いつもの様子で黒子がそう話し始めると火神はしまったという顔をした。
明日からバスケ部の合宿があって選抜メンバーで泊まりがけで温泉に行くことになっていた。こんな気まずい次期に微妙な雰囲気になるときっと誰が気づいてしまうだろう。
火神にはそれを隠し通せる自信もない。
火神はガラスの向こうを見ながらマジバーガーにパクついた。
しばらく黙々と食べてから、じっと火神の顔を見ていた黒子の顔を見た。
「そろそろ帰らねぇか?」と立ち上がると黒子も頷いて、店を出た。
すっかり暗くなった帰り道で火神はようやく覚悟を決めた。
「実は・・・」
「はい」
まるで火神が何かを言うのを待っていたように黒子が返事をした。
「伊月先輩と今体育館にいたんだけど、何か俺・・ちょっとおかしくて・・その伊月先輩に誘われるまま・・・」
目の前で黒子が手を口に当てている。普段からあまり表情が変わるタイプの男ではないが、今火神の目の前の黒子は瞳を見開いていた。
火神は何かを言わなければ余計に黒子に誤解されると思った。
「いや、キスしただけなんだけど・・」
「キス・・・・」
黒子は更に怯えるような瞳で火神を見つめている。
「あ、おい、別にそんなんじゃなくて・・・えっと・・」動揺を見せない黒子の動揺した顔にこんなに威力があるとは火神は気づかなかった。
どうしたらいいのかわからないけど、ここで火神は黒子をぎゅっと抱きしめてみた。
「火神君・・・あのぅ」
黒子の瞳が急に陰り始めた。あれ?これもハズレなのか?どうしよう・・・余計変な誤解を招いたりしたら俺・・・ああもう面倒だから!!
「・・・・っ?!!」
火神は黒子の体を抱きしめながらその顎に手を添えると今度は黒子の唇を塞いでいた。
伊月先輩もとんだ伝染病をまき散らしやかって・・・俺はこれから一体どうすればいいんだろう?
腕の中でぐったりとする黒子を見つめて、それでも何かすごく黒子が可愛いと思えて唇から甘くとろけそうだった。
<続く>
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。
今日はちょっとだけ火黒でした。
ここでの黒子様は意外に純情だったら良いと思いました。
純情な黒子を汚す火神に萌えます。いいですよねそれあわわ
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
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