ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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一体どうしてこんな事になったのか説明すると長くなる。
それにしても木吉はいつにも増して上機嫌みたいで腹が立つ。
何が嬉しくてそうニコニコと歩いて入るんだ。
こんな寒空に男ふたりで初詣なんて・・・
「花宮どうした?寒いか?もっとこっちくっつけ」
「ふざけるな!俺に触るな!」
「いいから、遠慮なんかするなって」
「遠慮してんじゃなくて、迷惑なんです」
「ま、照れなくてもいいから、ほらっ」
木吉は花宮の肩をグイッと引き寄せて肩を抱いた。
一体何の真似かとその体を引き離そうとしても
この男の手はグローブのように大きく力強かった。
確かに少し温かいけど・・・
「な、ほらっ暖かいだろ」
満面に笑みを浮かべた人の良い顔で覗き込む。
「だからあまりこっちに顔を近づけるな」
顔を背けた。
だが、この男は笑っていた。
いつもは自信に満ちたしゃべり方をするこの男が
どこかあやふやで小さな声でこう言った。
「あのさ、俺はあんまり器用じゃないからうまく言えないし、それが花宮にとって不快なのかもしれねぇけど・・・」
それでもまだそっぽを向いたまま聞いていた。
「俺何だかお前見てると放っておけないって言うか、気になってたまんねぇの。だから今年始めて誘うならお前だって決めてたんだけど嫌だったらごめん」
本当にあの木吉鉄平か?
そんなに自信なさげに相手のこと考えるとか、どうかしてんじゃねぇの?
と振り向いて木吉の顔を盗み見た。
するとニッコリと微笑んだ。
しまった・・・これはこの男の手だったのか
「なぁ、花宮笑って」
今度は笑えと要求してきた。
だからどうしてそんなことしなきゃ・・・
「頼む、花宮の笑顔が見たいんだって」
そしてもう一度顔を背けようとすると大きな手が頬に当たった。
ああ、ヤバイ・・・なになになにこの状況・・・
肩抱かれてるし、頬に手を添えられちゃってるとか
「け、汚らわしい!!俺に触るな!!」
その手を思い切り叩いてやった。
流石に「イテッ」と手を離した木吉は肩を抱いていた腕も放す。
急にすうっと寒く感じられたのは気のせいだ。
「悪かったな。花宮には迷惑だったのか、じゃあやっぱ俺、帰るわ」
何だいきなり帰るって・・・
そんなことくらいで帰るんなら最初から来なくていいのに
「ふざけるな!一緒に初詣行くのは俺だけだって言ったくせに!お前はそうやって無意識に人の心を弄んでるんだろ!!もう二度と来るな!!」
言ってやった。
もうこれで二度と俺のところには来ないだろう。
これでいい
これで良いんだ
えっ?!
どうして?
なんで背中を抱きしめてくる?
俺は来るなって言ったはずだろ
「花宮、そんなんだからお前のこと放っておけないんだよ。なぁ、お前すげぇ、可愛い。やべぇ・・・初詣後にして俺ん家来ないか?」
顔が、体が熱い。
この天然のたらしめ
俺も相当焼きが回ったらしい。
もう、勝手にしろ
だから俺はお前が大嫌いなんだよ木吉鉄平
おわり
読了お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございました。
あけましておめでとうございます!
新年早々木花でした。
横のコメントで花宮コメントいただいてありがとうございました。
徐々に色々なCPを上げていきたいと思います。
あと拍手コメントもたくさんありがとうございました。
緑高も今花もまた頑張ります!
青峰と緑間とかキセキはどこを切ってもおいしいのでカップリング関係なく
色々と書ければと 思っています!
今年もonもoffもよろしくお願いします!
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でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。