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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「あいつはそんなに生半可な奴じゃない」

拍手[1回]

桐皇と誠凜の試合を見ていた花宮が今吉を見ながら顔をしかめた。
そんな顔を眺めていた瀬戸が
「何でそこまで知ってるわけ?」
とあくびをする。
花宮が振り向いてキッと瀬戸を睨んだ。
「健太郎も知りたい?」
「ああ・・遠慮しとくわ」
瀬戸が花宮の顔を見て断った。
「ふっ、お願いすればいいじゃん」
「原君」
「きもいんだけどそれ」
「やめてくれる」
原が途中まで言うと瀬戸が先回りして言葉をかぶせる。
「健太郎は原に任せるわ」
という花宮に原がニヤリと笑った。
「泣かしちゃっても・・」
「いやです」
「あれ?そこ違うんですけど」
かぶせた言葉に瀬戸の意思が絡んでややこしくなる。
いつものやりとりに花宮はため息をつくとまた、試合に熱中する。
「それより腹減った」
「うるせぇ、お前食ってるか寝てるかしか」
「存在してねぇじゃん」
「だからかぶせるな」
段々苛つく原は瀬戸の頭をぐしゃぐしゃにした。
すると瀬戸は涙を浮かべる。
「花宮、原に虐められた」
だが、花宮は無視している。
「原へった」
「”はら”が違うから」
「何でわかった、言葉なのに」
瀬戸はメソッとしている。
原は
「イントネーション」
とフーセンガムをふくらました。
「それくれ!!」
口を近づける瀬戸を全力で拒みながら原と瀬戸がふざけているのを振り返って、花宮はニヤリと笑う。
「二人に教えてあげようか?あの人の仕打ち」
瀬戸がぴたりと止まると原も止まった。
その隙に瀬戸の唇が原の口に重なる。
「やった・・・」
花宮が頭を抱えて前を向く。
瀬戸は満足そうに原の口の中からガムを口移しした。
原は赤くなって口元を抑えたまま声も出ない。
「これ味ないよ」
ケロッと言う瀬戸を見て今度は原が涙目になった。
「ひどい・・・健ちゃん・・・」
その言葉に花宮と古橋が同時に振り向いた。
「瀬戸は帰ってから飯抜き」
「でも原は食っても良いよな」
「勝手にしろ」
最後に山崎が瀬戸の頭を殴った。
「ああもぅ」
「うぜぇ」
 
おわり




読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
瀬原かわいい
メソッとする瀬戸が可愛いのでつい触発されてしまいました´ω`








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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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