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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「辰也、俺。うんいいけど・・・わかった」

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そう言って火神は電話を切ると駅に向かった。
 
火神が駅に着くと、改札を出たところに氷室が立っていた。
「タイガ・・・」
彼は火神を見つけてホッとしたように微笑んだ。
氷室がアメリカから日本に来からだいぶ時間は経っていたが、秋田という東北の土地に滞在していたため、東京は慣れていなかった。
だから火神が来てくれたことに安心していたのだ。
「家はここから近いんだ」
いつになく優しい雰囲気の火神は氷室の持っていた荷物をひょいと肩に担ぐと先になって歩き出す。
「うん」
氷室も火神の後から早足で追いつくと肩を並べて歩き出した。
「タイガ背、伸びたんだな」
「ったく、あれから何年経ったと思ってやがる。もう高校生なんだぜ」
火神が夜空を見上げた。
氷室はそんな火神の横顔を微笑みながら見ている。
「今度の試合で俺たちの運命が決まるんだな」
火神は首から提げているリングを掴んだ。
氷室は黙って歩いている。
やがて火神の暮らしているアパートが見えてきた。
「あそこの2階」
火神が指さした先にはこじんまりとしたアパートが建っていた。
「狭いけど、寝るだけなら問題ないと思うから」
「うん、サンキュ」
氷室は火神の前を歩きながら急に振り向いた。
「タイガ、本気でやろうな」
「たりめぇだ」
火神が答えると氷室はまた前を向いて歩き出した。
その背中は昔追い続けていた頃よりも少しだけ小さく感じた。
そうか、俺が大きくなったからかな・・・
火神もクスッと笑うと部屋の鍵を回した。

<続く>


読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
以下コメントのお返しです

シャルナーク様
いつもありがとうございます。
岩春喜んでいただけて嬉しいです!
3年生のこの2人は卒業をテーマにした話ばかり浮かびます。
きっと春日はモテモテなんだろうなと思ったので
ああ言う話を思いつきました。
卒業をテーマにした話はぜひ笠松さんや今吉でも書きたいと思っています。
また、ぜひ遊びにいらしてください。
停電など規制が厳しい中でも比較的楽観的に生きてます^^
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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