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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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春日はその光景をニコニコと見送ってから体育館に向かって歩き出した。

拍手[2回]


「よっ、お前はいいなぁ」
背中から声をかけられて振り向かずに笑う。
だってこうしていられる時間もあと僅か
少しでも思い出が増えればいい
「ふぅん、じゃあ俺と1対1やるか?」
「やるっ!」
その申し出には即答だった。
だって岩村と1対1をする機会なんかもう無いかもしれないし・・・
春日が振り向くとその腕を岩村が掴んだ。
「やっと振り向いたな。やっぱりお前いい顔してる」
間近に顔が近づけられてその顔を覗き込まれると
女子に見られても何でもなかった春日の頬が桜色に染まった。
「なんだよ・・・」
さっきまでは余裕で女子達に対応していたのに、岩村だとまるで春日が女子みたいだ。
「なぁ、俺にはボタンくれねぇの?」
岩村の申し出に春日は
「そんなんいらねぇじゃん」
と呟いた。
体育館には誰もいなかった。
春日はバスケットボールを持ち出した。
ボールをつく音が体育館に響いた。
「なぁ、やらねぇの?」
「ああ」
春日がパスすると岩村はボールをキャッチした。
2人はそのまま1対1を始めた。
ボールをつく音とキュッキュッという靴音、ゴールにボールがあたる音が響いた。
いつまでやっても勝ち負けが決まらず、体力だけが消耗していった。
どちらからともわからず座り込んで荒い息をつきながら呼吸をととのえる。
「春日」
岩村の手が春日の手を掴んだ。
息をつきながら顔を上げると汗をかいた岩村の真剣な瞳が春日をじっと見つめている。
「ん?」
その唇に岩村の唇が重ねられた。
春日はこの瞬間を何度夢見たことか・・・
春日の両手が岩村の太い首に回された。
いつの間にかお互いに貪り合うような激しい口づけに変わっていた。
そのまま体育館の堅い床に転がった。
背中が痛いし冷たいけど、岩村の熱い口づけの熱を冷ますのにはちょうど良い。
「春日は・・・女にモテるから・・心配だ」
岩村の言葉が春日の体を更に熱くした。
ずるいそんなの反則じゃねぇか・・・
「ばか・・俺はおまえだけだ」
春日もそう言い返すと岩村の口づけは更に激しくなっていった。
口から首筋、鎖骨、胸へと下りていった。
俺の大好きだった学校
俺の大好きだったバスケ
そして俺が愛した岩村
一生忘れない・・・
そして
 
 
きっとまた会える
 
 
おわり
 

 
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。

明日のジャンプ発売日が楽しみです。
来週はお休みなのであれから青峰と黒子
若松はどうなるのか目が離せませんね^^
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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