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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「ったく、タツヤの奴最近何だか色っぽくなったな。それなのに相変わらずなところがホッとする」

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火神は冷蔵庫の中からミネラルウォーターとスポーツドリンクを取り出してクスッと笑った。
氷室はソファーに座ってテレビを見ている。
その横顔を盗み見てから火神は小さくため息をついた。
「タツヤミネラルウォーターとスポーツドリンクどっち?」
「ミネラルウォーター」
氷室が振り向いて微笑んだ。
火神が氷室の元にミネラルウォーターを持っていくと
「Thanks」
ときれいな英語の発音でそう言った。
ふたりはソファーに並んで昔みたいにテレビを見た。
時々会話しながら夜が更けるとどちらからともなくベッドに入って眠った。
当然ベッドは一つだけれど、子供の頃のように体は小さくはなかった。
ふと目を開けると目の前に整った顔の氷室があった。
「無防備だな」
火神は氷室の肩に毛布を掛けた。
氷室の首から火神と同じリングが覗く。
やっぱり彼も絆は手放せないんだな。
これは兄弟の証なんだし、別に今更これをどうするという訳でもない。
何もやましいことがある訳じゃないんだからな。
火神はそのまま目を閉じた。


「タイガ・・・起きてタイガ」
誰かが起こす声がした。
目を開くと氷室の顔が覗き込んでいた。
「ん?朝?」
火神が辺りを見回すとまだ暗い。
「そうじゃないんだ。ちょっと怖い夢を見たんだ」
「めずらしいな。大抵そんな夢を見るのは俺の方だったのに」
火神はクスッと笑った。
氷室が火神のシャツにしがみついてきた。
「ごめん、でも少しこうしていていいかな」
氷室が火神の背中に両腕を回した。
氷室の顔が間近にあった。
火神も氷室の背中に腕を回した。
「こうしていると子供の頃と一緒だな」
氷室はそう微笑むが火神は曖昧に頷いた。
どこが一緒なもんか・・・
タツヤは何もわかってないんだな。
しがみついてたのは俺の方だったじゃないか。

<続く>




読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。

久しぶりに「炬燵ががり」更新しました。
火黒も火氷も大好きなので
前に書いた文章見てこんなの書いてたっけ?
などと思うほど更新してませんでした(^^;)


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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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