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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「黄瀬!何ちんたらしてんだ!早く走れ!」

拍手[9回]


ランニングする黄瀬に笠松は怒鳴った。
「すみませんッス」
黄瀬は速度を上げて走る。
しかし、それを見ていた森山は小堀に耳打ちした。
「幸男何だか機嫌悪くねぇか?」
小堀は体育館の真ん中で黄瀬を見ている笠松を振り返った。
「いつにも増して黄瀬に厳しいような・・・」
「だろ。何かあったのか?」
と森山は前を走る黄瀬を見るが、黄瀬には特に変わったところは感じられなかった。
こうして話しながら走っていても笠松は小堀や森山へは注意すらしなかった。
ただ黄瀬が少しでも話に加わろうとすれば、すぐに檄が飛んだ。


「黄瀬、お前何かやらかしちまったのか?」
ロッカールームに戻って森山は黄瀬に聞いた。
「別に何もしてないと思ったッスけど」
黄瀬は苦笑した。
「まぁ、少しぐらい厳しく練習したくらいで音を上げるような男じゃないし、本人もそれほど答えてる感じでもないから黄瀬の心配はないけど・・・」
「問題は笠松か」
「だな」
森山は小堀とロッカールームを後にした。
「それにしても先輩一体どうしたんスかね」
黄瀬はひとり体育館に残って練習している笠松のことを考えていた。
しばらくしてロッカールームに戻ってきた笠松はチラッと黄瀬を見るとキッと睨みつけた。
バタンッと大きな音を立ててロッカーを開けると着替えはじめた。
黄瀬はただ笠松の姿を見つめていた。
それでも笠松は黄瀬のことなど眼中にないもののように着替え終わると、またバタンッと大きな音を立ててロッカーを閉めた。
そのままカバンを手に黄瀬の前を通り過ぎようとした。
黄瀬は笠松の手を掴んだ。
笠松はただ黙ったまま黄瀬を睨みつけた。
黄瀬は一瞬その視線の冷たさに手が緩んだ。
笠松は黄瀬の手を振りほどいた。

「せんぱい!!」

黄瀬は通り過ぎる笠松を呼び止めると、笠松の視線がもう一度黄瀬を捕らえた。
「一体どうしたっていうんスか?!」
「別に・・・」
笠松にはさっきまでのきつい視線もなく力なくフラフラと黄瀬の前から去っていく。
「待ってください!」
黄瀬は笠松の前に回り込んで強引にその顔を覗き込んだ。
「うぜぇ」
「え?」
「だから、うぜぇって言ったんだよ」
普段聞いたこともない言葉に黄瀬は耳を疑った。
「せんぱい?」
黄瀬が両手で笠松の頬を包み込んだ。
ところが笠松はその手を払った。
「俺だって、誰とも話したくない時だってあんだよ!!」
知らなかった。
こんなに荒んだこの人のこんな姿・・・
黄瀬は笠松の前に立ちはだかった。
「でも、俺素直じゃないから行かせないスよ」
黄瀬がニヤリと笑った。
笠松は下を向いた。
「どけよ黄瀬!」
「嫌ッス」
「嫌いになってもいいのかよ!」
「絶対に嫌いになんかならないッスよ」
笠松は声を荒げるが黄瀬は逆に冷静で優しい声だった。
「頼むから、今日は放っておいてくれ!」
だが黄瀬は笠松の体を抱きしめながら首を左右に振った。
「嫌ッス・・・先輩に何があったか知らないッスけど、俺はこんなに悲しんでいる先輩をひとりになんかさせられないス」
「はなせって!!バカ!!」
笠松は黄瀬の腕の中で暴れた。
だが黄瀬は顎を捕らえると唇を押しつけてきた。
強引に唇を開かせながら舌が滑り込んできた。
口腔を舌で撫でられると足から力が抜け始めて笠松は黄瀬に体重を預けた。
黄瀬はその体を抱きしめながらTシャツの裾から指先を這わせていく。
「んっ・・・」
流石にシャワーも浴びない汗だくの体に触れられて笠松は黄瀬から離れようともがいた。
だが、黄瀬はより口の奥深くを舌でくすぐる。
ついに立っていられなくなり笠松はズルズルとロッカーを背に床に座り込んでいた。
黄瀬が笠松のシャツをめく利上げながらその胸へ舌を伸ばす。
「・・・せっ・・・やっめっ・・・」
笠松は黄瀬の肩を片手で強く押してくる。
「やだ・・先輩が話してくれるまで、全部忘れるまで俺・・・」
黄瀬は笠松を組み敷いた。
笠松は唇を噛みしめながら横を向いた。
黄瀬はそんな笠松のパンツに手をかけた。
「黄瀬!!それ以上したら俺は本当にお前のことを」
「嫌いになるスか?良いッスよ別に・・・でも俺は絶対に先輩のこと嫌いになんかならないッスから」
黄瀬はそのまま笠松のパンツの中に手を入れた。
「やめろ!!ああっ・・・」
強引に掴まれて笠松は黄瀬の手首を掴んだ。
「きせぇぇ・・・いや・・・んんん」
「先輩・・・まかせてください」
黄瀬の唇が笠松下着の中から掴み出された雄に触れた。
「汚いから、やめろって」
「汚くなんかないッスよ」
黄瀬はペロペロと舐めると笠松のそこはすぐに堅くなった。
「溜まってたんじゃないっすか?」
唇で先端を咥えながら黄瀬は笠松の顔を見る。
笠松は何度も左右に首を振った。
「わかった。わかったから話すから・・・だから・・・」
それを聞いて黄瀬はようやく笠松の雄から唇を離した。
じっと顔を覗き込まれて既にいきり立った股間を両手でそっと隠す。
黄瀬がクスッと笑った。
「あとでたっぷり気持ち良くしてあげるッス」
「いいから・・・今日嫌なことがあって、ついお前にあたった。悪かった」
笠松が赤い顔のままポツリとそう言った。
だが黄瀬はニヤリと笑った。
「ダメッスよ。そんなんで許すわけないじゃないッスか。覚悟してください」
と笠松の雄をまた舐め始めた。
「だから、それやめっ・・・あああ」
先端から丹念に竿の部分を舌先でたどられるとビクビクと何度も腰が揺れる。
黄瀬は奥まで舌を這わせながら袋を口に含んだり、その奥の窄まりまでも舌先で突く。
「ん・・・あっ・・はぁん・・」
「良い声出て来たッスね」
「・・・るせっ・・あああっ」
黄瀬の指先が蕾に突き立てられて何度も首を振る。
すると黄瀬は一度顔を上げて笠松の唇を塞いだ。
黄瀬の股間も興奮したのか笠松の腹に当たった。
まさかここで入れるつもりか?!
笠松は瞳を見開くと乳首を強く摘んできた。
「ん・・あっ・・・」
「ここ、感じるなんて・・・」
黄瀬の奴・・・鼻で笑いやがって・・・
だが既にそんな余裕はなく黄瀬が下から入ってくるとすっかり堅くなった雄の先端から透明の蜜が蕩けだしてきた。
「うっ・・・あああっ・・んんん」
「ああ、先輩の中熱くてきつくて気持ちいいッス」
「いう・・なっぁぁぁ」
何度も下から突き上げながら、笠松は黄瀬の上で白く濁った蜜を飛ばした。
黄瀬もそれを笠松の腹や胸になすりつけながら舌で舐めて下からは何度も突き上げた。
「んっ・・・イクッ」
笠松の口に抜き出した雄を入れるとその中に熱い蜜を注ぎ込んだ。
笠松はおもわずゴクンとそれを飲み込む。
ぐったりと床に倒れ込んだ笠松に黄瀬はもう一度キスをした。
「てんめぇ・・・ただで済むとは思ってねぇよな」
笠松は力なくそんなことを呟いた。


翌日、笠松はいつもの通りに戻っていた。
だが、なぜか黄瀬が暗い顔をしていた。
「どうした?黄瀬」
「別に何でもないッス」
森山に尋ねられた黄瀬はそう言った。
だってあのせいで笠松に触れることを向こう三ヶ月禁止されたなんて言えなかった。
だが、元気にバスケする笠松が見られて良かったと黄瀬は笠松を見つめていた。


おわり

読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。

先輩が機嫌が悪いとき、黄瀬にだけぶつけてれば
それはそれで萌えると思いました。
だけど黄瀬はそんな先輩を押し倒してしまう
きゃぁ~良いですよね(*^▽^*)

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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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