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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「ねぇ、室ちんこれ空かないんだけど・・・」

拍手[4回]

お菓子の袋を持った紫原は顔を上げて隣にいる氷室を見た。
だが、氷室は目の前で試合をしている誠凜高校の選手を見ていた。
「ねぇ」
紫原がもう一度声をかけてみたが、氷室はまだ目の前の試合に夢中で紫原の言葉に気がつかなかった。
紫原も氷室が夢中で見つめているコートに視線を向けた。
そこには氷室がアメリカにいた頃、弟のように可愛がっていた火神がいた。
誠凜の中でも赤い髪でひときわ身長が高い火神はどこにいてもすぐ見つけられる。
俺はあいつが嫌いだ。
あいつと会ってから室ちんがよくボーッとしている。
きっとあいつのこと考えてるに違いない。
今だってそうだけど室ちんには俺の声が聞こえなくなる。
そう言うときは決まって火神のことを考えている。
あんな男のどこが良いんだよ!ばかがみ!!
黒ちんだって最近久しぶりに会ったのに、あいつのせいでつれなかったしさ。
黒ちんはチームメイトだし仕方ないとしても、
室ちんのチームメイトは今は俺でしょ
もうなんかやだやだやだ!!
紫原が試合に夢中になっている氷室の腕を掴んだ。
氷室はようやく紫原の顔を見上げた。
「あつし?」
「ああもう!!」
紫原がお菓子の袋を膝の上に置いた。
「ん?開かないの?」
氷室は微笑みながら手を伸ばした。
紫原はその手を掴むと氷室の背中を抱き寄せた。
氷室は一瞬びっくりするが、すぐにまた微笑んだ。
「敦これじゃあ大我の試合が見えないんだけど・・・」
「見なくて良いよ」
その言葉に氷室は苦笑した。
「わかったから今は続きを見せてくれないかな。この後、なんでも敦の言うこと聞いてあげるからさ」
「・・・・」
紫原はしばらく沈黙した後でゆっくりと氷室の背中に回した腕を緩めた。
「じゃあ今日は俺のベッドで一緒に寝て」
「いいよ、敦は甘えっ子だな」
何の警戒もしない室ちんもムカつくけど
ま、あいつよりも少しだけ優位に立てた気がして少し笑った。

<おわり>



読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。

敦は誰よりも火神が嫌いだと萌えます!
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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