ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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昼休みのざわめく教室でドアから赤司が顔を覗かせた。
緑間はその顔を見てすぐに席を立った。
バラバラと騒ぐクラスメイト達を避けながらようやくドアのところまで来ると
既に赤司の姿はそこにはなかった。
慌てなくても行き先はわかっている。
緑間は廊下を歩き出した。
すぐに赤司の後ろ姿を見付けることが出来た。
「あ、緑間っち!」
隣の教室を通り過ぎた時、黄瀬が声をかけてきた。
「聞いてくださいよ~」
どうせまたくだらない女の話を聞かされるか、黒子の話に決まっている。
「実は昨日・・・」
黄瀬はいつも同じような話をする。あまり興味はないがつれなくすると余計にうるさくなるから仕方なく聞いてやるふりをする。
「だから俺結局ふざけんなって言ってやったんッスよ」
「そうかよかったな」
最後には自己完結するのが殆どだからアドバイスすることもない。
結局、赤司がいるだろう視聴覚室に行くと赤司は将棋盤を机の上に用意していた。
「遅いよ真太郎」
そう言う割にはそれほど不機嫌でもない。
「はじめようか」
その顔にはうっすらと笑みさえ浮かんで見える。
俺は赤司のこんな顔を見るのが好きだ。
「準備はいいのだよ」
緑間が赤司の前に座って将棋盤を挟んだ。
「それじゃあ僕からはじめるよ」
彼は将棋盤にコマを置く。
細い指先に気を取られている暇もなく自分もコマを置いた。
赤司は将棋盤を見つめながら子供のように夢中になる。
この男のこんな顔が見られるのは自分だけだという気持ちがあった。
将棋盤から時々視線を上げて赤司の顔を盗み見る。
「真太郎」
気がつくと赤司が顔を上げていた。
「キスしてみようか」
唐突な申し出につい顔が赤くなった。
「・・・・」
赤司は将棋盤の上で緑間の頬に触れた。
「相変わらずまつげが長いな。瞼が揺れているのが一目瞭然だよ」
さっきコマを掴んでいた指先で眼鏡を外した。
間近で瞳を覗き込まれて視線を外した。
「赤司の番なのだよ」
将棋盤を見下ろせば赤司は将棋盤も見ずに一手をさした。
間近で唇をあわせてくる。
柔らかな唇が触れると赤司の舌が唇を舐めた。
唇をくすぐられると赤司を将棋盤の上に押し倒して夢中で唇を貪っていた。
大きく開かれた唇の間から覗かせた舌を追いかけて絡ませる。
赤司も緑間の舌に絡ませながら僅かに笑った気配がした。
しまった・・・
流されたことに気がついて赤司から離れて体を起こした。
赤司もゆっくりし体を起こして微笑んだ。
「あ~あ、真太郎この勝負は明日にお預けだな」
俺は将棋で赤司に勝ったことがない。
正確にはいつも勝っていても赤司に流されて途中で終わらせることが多いからだ。
その手がわかっていながら流される自分にいい加減呆れている。
それでもこの赤司という男に俺は惹かれているのかもしれない。
まぁいいさ、いつか必ずお前を負かしてやるときが来るはずだから
おわり

読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます!
コメントもいつもありがとうございます。
全部ちゃんと読ませていただいてます。
連載物はいずれ落ち着いた頃ちゃんと書きたいと思っています(*^▽^*)
ところでキャラブック出ましたね
発売日に売り切れ続出で、ようやく手に入れたときには
ホッとしました。
そこに緑間さんの趣味が将棋だったので中学時代はきっと赤司さんと将棋盤を挟んでいたんだと考えると萌えました!
でも勝ちにこだわる赤司さんは勝つためには手段を選ばず楽しんでいたのだと思いました。
赤司さん好きです~
緑間はその顔を見てすぐに席を立った。
バラバラと騒ぐクラスメイト達を避けながらようやくドアのところまで来ると
既に赤司の姿はそこにはなかった。
慌てなくても行き先はわかっている。
緑間は廊下を歩き出した。
すぐに赤司の後ろ姿を見付けることが出来た。
「あ、緑間っち!」
隣の教室を通り過ぎた時、黄瀬が声をかけてきた。
「聞いてくださいよ~」
どうせまたくだらない女の話を聞かされるか、黒子の話に決まっている。
「実は昨日・・・」
黄瀬はいつも同じような話をする。あまり興味はないがつれなくすると余計にうるさくなるから仕方なく聞いてやるふりをする。
「だから俺結局ふざけんなって言ってやったんッスよ」
「そうかよかったな」
最後には自己完結するのが殆どだからアドバイスすることもない。
結局、赤司がいるだろう視聴覚室に行くと赤司は将棋盤を机の上に用意していた。
「遅いよ真太郎」
そう言う割にはそれほど不機嫌でもない。
「はじめようか」
その顔にはうっすらと笑みさえ浮かんで見える。
俺は赤司のこんな顔を見るのが好きだ。
「準備はいいのだよ」
緑間が赤司の前に座って将棋盤を挟んだ。
「それじゃあ僕からはじめるよ」
彼は将棋盤にコマを置く。
細い指先に気を取られている暇もなく自分もコマを置いた。
赤司は将棋盤を見つめながら子供のように夢中になる。
この男のこんな顔が見られるのは自分だけだという気持ちがあった。
将棋盤から時々視線を上げて赤司の顔を盗み見る。
「真太郎」
気がつくと赤司が顔を上げていた。
「キスしてみようか」
唐突な申し出につい顔が赤くなった。
「・・・・」
赤司は将棋盤の上で緑間の頬に触れた。
「相変わらずまつげが長いな。瞼が揺れているのが一目瞭然だよ」
さっきコマを掴んでいた指先で眼鏡を外した。
間近で瞳を覗き込まれて視線を外した。
「赤司の番なのだよ」
将棋盤を見下ろせば赤司は将棋盤も見ずに一手をさした。
間近で唇をあわせてくる。
柔らかな唇が触れると赤司の舌が唇を舐めた。
唇をくすぐられると赤司を将棋盤の上に押し倒して夢中で唇を貪っていた。
大きく開かれた唇の間から覗かせた舌を追いかけて絡ませる。
赤司も緑間の舌に絡ませながら僅かに笑った気配がした。
しまった・・・
流されたことに気がついて赤司から離れて体を起こした。
赤司もゆっくりし体を起こして微笑んだ。
「あ~あ、真太郎この勝負は明日にお預けだな」
俺は将棋で赤司に勝ったことがない。
正確にはいつも勝っていても赤司に流されて途中で終わらせることが多いからだ。
その手がわかっていながら流される自分にいい加減呆れている。
それでもこの赤司という男に俺は惹かれているのかもしれない。
まぁいいさ、いつか必ずお前を負かしてやるときが来るはずだから
おわり
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます!
コメントもいつもありがとうございます。
全部ちゃんと読ませていただいてます。
連載物はいずれ落ち着いた頃ちゃんと書きたいと思っています(*^▽^*)
ところでキャラブック出ましたね
発売日に売り切れ続出で、ようやく手に入れたときには
ホッとしました。
そこに緑間さんの趣味が将棋だったので中学時代はきっと赤司さんと将棋盤を挟んでいたんだと考えると萌えました!
でも勝ちにこだわる赤司さんは勝つためには手段を選ばず楽しんでいたのだと思いました。
赤司さん好きです~
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。