ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
出会いの中には偶然と必然がある。
彼との出会いはどっちなのだろう?
まぁ、大体会うべくして出会った人間が偶然なのか必然なのかなんて考えたこともなかった。元々そんなことをあれこれと考える性格ではない。
だか、彼との出会いが少しずつ高尾和成を変え始めていた。
やはりこの出会いは・・・・
出会いは・・・
新緑が美しい歩道を歩いていると気分まで爽やかに弾む。
雨上がりのせいか緑の葉に残る滴が太陽に輝いていた。
今日は中学バスケの全国大会決勝の日。中学のバスケ部の顧問が部活全員で見に行くからと伝達されたものの、なぜか高尾はひとり先に会場となる体育館に着いてしまった。
退屈しのぎに持ってきていたバスケットボールをついて遊んでいると、誰かの視線を感じて動きが止まった。
「ほう、君は目が良いのだね」
水色のシャツに白いジャケットの制服を着た長身の男が声をかけてきた。
案外がっちりとしていてスポーツ体型なのに眼鏡をかけていて顔はインテリっぽい。
だが、高尾の鷹の目(イーグルアイ)を見抜くとはのだから、それなりにバスケの経験もあるに違いない。
「丁度良かった。できるなら一緒にやらねぇ?退屈してたんだ」
高尾は目にかかる前髪を片手でかき上げながらそう言うと、彼は眼鏡を中指で持ち上げた。
その指先にはびっしりとテーピングされている。
怪我でもしてんのか?こいつ・・・高尾の視線が彼の指先で止まっている。
「悪いけど、君は僕には勝てないのだよ。それに見ず知らずの人間ともプレイはしない」
高尾はその言葉を聞いて何だかすごく恥ずかしくなった。耳まで赤くして彼から視線を逸らす。だが彼はゆっくりと高尾に近づいてくる気配がした。
彼の足に当たっていた木の枝が水滴を散らす。
キラキラとした滴が太陽に透けて眩しい。高尾は片手で太陽の光を遮ろうとした瞬間に、高尾が手していたバスケットボールが彼の手元にあった。
高尾の顎を取るとその唇を塞いできた。
はぁ?!俺・・・・どうなってるの?
何してんのコイツ?!これってひょっとしてキキキキキキスとかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
高尾の瞳が目の前の男を見つめたまま凍り付いている。
だが次の瞬間にはそれは離れていった。
「今日のラッキーアイテムには苦労したのだよ。まさか唇だなんて・・・チームメイトでは後々面倒になるからどうしようかと思っていたし、身内も嫌だから・・・悪いけど助かったよ。これで今日も圧勝だ。必ず返すから安心するのだよ」
一方的にそう言うとボールを高尾の手に戻して彼は体育館の入口に向かって歩き出した。
高尾は呆然と彼の背中を見送った。
あ、そういやぁあいつの名前すら知らねぇ・・・全身真っ赤になりながら高尾は唇に残った感触を片手で強引に拭った。
<続く>読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
緑高はずっと緑高なのか高緑か迷っていました。
けどこの間の本誌で様子を伺っている高尾は受っぽくて
緑高ストーリーにしてみました。
もしかしたらリバあるかなぁ~
あったらスミマセン・・・・
今のところ緑高いきま~す!!(笑)
PR
カウンター
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。