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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「着いたのだよ」
 

拍手[3回]

緑間がそう言って高尾の手を離したのは秀徳高校の体育館だった。
「悪い、俺結構ヘコんでて・・こういうの正直きついわ」
と緑間から背を向けようとする高尾に緑間はバスケットボールを投げた。
高尾は反射的にそれを掴んでいた。
「だから!!」
とボールを持って緑間に投げつけようとした高尾の動きが止まってバスケットボールが体育館の床の上をバウンドする。
「真・・・ちゃん・・」
高尾が少しずつ緑間に近づくと緑間は顔をプイッと横に向けた。
涙で濡れた長いまつげが小刻みに揺れるのを高尾は呆然と見ていた。
「どうして・・・どうして真ちゃんが泣くの?」
慰められるはずの高尾が逆に緑間の背中に腕を回した。
「うるさいのだよ・・・そんなの自分でも・・・」
どうやら緑間自身もどうして涙が出てくるのかわからないらしい。
そんな緑間だから高尾は緑間のことが大好きなのだ。
「ごめん、真ちゃ優しいから俺のために泣いてくれるんだね」
緑間の涙に高尾はこれまでの落ち込んでいた気持ちのことなどどこかへ行ってしまった。
「俺は特別にお前のことを待っていてやる・・・」
高尾に背中を撫でられながら、緑間がそう呟いた。
高尾は目の前の緑間の顔を見上げると
涙はもうすっかり乾いている。
「俺が待つなんてお前が初めてだからな」
子供のように少し照れながら呟く緑間が一層高尾には愛しいと思った。
「真ちゃん」高尾は微笑みながら人差し指で緑間に顔を近づけさせるように合図する。
「え?」
緑間が顔を近づけるとその唇を高尾の方から塞いでいた。
 
ありがとう真ちゃん・・・
俺どんな慰めの言葉よりもすげぇ嬉しかった。やっぱり真ちゃんのこと好きで良かった。
そうだ、今年がダメでも来年は絶対にここに入る。
そんなことを考えながら口づけた高尾はいつの間にかキスの主導権を緑間にとられていた。
 
大好き・・・

<続く>



読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
ごめんなさい「雁が首」が飛びました\(^^)/
でもね今日の気分は緑高だったわけで。。。。

今日ジャンプショップで聖凜のタオルを買いました。
うー海常とかあればいいのに~と思いました。
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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