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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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笠松は携帯電話のメールを読みながら眉間にシワを寄せる。
 

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「なんだこれ?!」
黄瀬から来たメールには空港のパーサーとの写真が添付されていた。
だがそれを見た笠松はすぐに微笑んだ。
「あいつ・・・」
黄瀬は心配して空港まで来てくれた。そう考えると一刻も早く日本に帰りたくなる。
「何考えてんだ俺」
これからアメリカに留学しようとしてるのに帰ることばかり考えている自分に言い聞かせた。
アメリカでの試験は思っていたよりもずっと簡単だった。
以前から高校の教師などに向こうの大学は入るのは比較的楽だという話を聞いていたが、やはり本当だったと笠松は思った。それでも一から英語の勉強はしなければならなかった。
その甲斐があって問題を解くには何の支障も感じられなかった。
とりあえず郵送で合否が送られるまで一度日本に帰って支度をしなければならない。
それに黄瀬・・・・
黄瀬に会いたい・・・
 
空港から飛行機に乗り込んで飛び立ってから何の問題もなく成田に着いたのは9時間後だった。
ほんの旅行に行ったくらいの時間しか経っていないのに、少し懐かしく感じた。
税関を抜けて送迎ロビーを出ると見覚えのある金髪の男がモデルみたいな格好で立っていた。おかげで女性の誰もが彼をじっと見ている。
「黄瀬~」
笠松はため息混じりにそう言うと彼はアメリカ人のように両手を広げて笠松を追いかけてきた。
「ばかっ!よせ!!」
笠松は誰よりも会いたがった男に迎えにてもらい、照れながらそれでも黄瀬の頭をポカリと叩いた。
「先輩、会いたかったッス。おかえりなさい無事で何よりッス」
「本当に?本当は帰らなくてもいいとか思ったんじゃねえの?」
と笑った笠松に黄瀬は黒いサングラス毎に笠松を見つめた。
「何言ってるんッスか・・・先輩に何かがあったらおれは飛んでいきます」
と涙目で訴える。
笠松はそんな黄瀬の頭を撫でながら
「わかったよ黄瀬。ありがとうな」と微笑んで
「ただいま・・・俺もお前に会いたかった」と素直に言った。
黄瀬は黒いサングラスを外すと涙ぐんだ瞳が現れた。
「先輩・・良かった」
大きな子供のような顔をする黄瀬に笠松は頭をクシャクシャと撫でた。
でもまた半年後には笠松は黄瀬と離ればなれにならなければならない。
そう思うと少し微妙だった。

<続く>


読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございました。
笠松のことが日々好きになるのはどうしてでしょう?
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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