ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「もうすぐ汽笛が鳴ります」
横浜の埠頭付近では新年に船の汽笛が鳴る。
大きな港を背中にしてカウントダウンがかかると一斉に大小の船から汽笛が鳴り出した。
「すげぇ、はじめて聞いた」
高尾は黒く塗られた車の窓を開けて冷たい風を顔に感じながら汽笛を聞いている。
真冬の切れるような冷たい風が車内の温度を一気に下げた。
「あけましておめでとう」「あけましておめでとう」
たった2人きりで迎えた新年は高尾にとって忘れられない時間になった。
2人を乗せた車が湯島付近に到着してもまだあちこちの寺からは除夜の鐘の音が聞こえていた。
「到着しました」
「後はもう帰れるから、一足先に家に帰っていて良いのだよ」
運転手が近くに車を止めると緑間は周りを見ながらそう言った。
「でも・・・」「駐車場を探すのは難しいし、家も近い。ここからだったら1時間も歩けば帰れるのだよ」
それでも自分の勤めを全うしようとしていた運転手に緑間が似合わない気遣いを見せると、運転手はほんの一瞬驚いたように瞳を見開いてからすぐに微笑んだ。
「それじゃあ、何かあったらすぐに呼んでください。いいですね」
と車のドアを開けて運転席に乗り込むと車を走らせた。
車がいなくなると高尾はポカンとしていた。
あれ?これって真ちゃんとフラグ立ってねぇか?なんか2人きりになるとドキドキする。
やべぇ・・・どうしよう。落ち着け俺!!パンパンと両手で自分の頬を叩くと隣を歩いていた緑間は立ち止まった。
「何をしているのだよ!!」
高尾の頬に包帯が巻き付いた指先で触れてきた。
「は?!お前こそなにをしているのだよ」
すると緑間は不機嫌な顔をする。
「真似をするな。気分が悪いのだよ」
「ああ、ごめん・・・でも真ちゃん・・・」
高尾は大勢の人が行き交う参道で立ち止まった。
同時に緑も立ち止まる。参道にはまるで満員電車のような人がぎゅうぎゅうと溢れかえっていた。
その勢いで、立ち止まった二人は自然と抱き合うようにくっついている。
「真ちゃんのがあたって・・その・・何か俺・・・」
そう言うと緑間は真っ赤になって眼鏡を押し上げた。
「し、仕方ないのだよ・・勘違いするなこれは違うのだよ」
それでも神社が近くなればなるほど混雑は激しくなり、二人の体もぴったりとくっついている。違うと言われてもこれは間違いない・・・そう思う高尾も既に硬くなっている。
「・・・・」「・・・・」
お互いに言葉を失っていた。これは両思いと取るべきなのだろうか?
高尾は何だかすごく嬉しかったけど、それだけじゃ満足できない。
緑間だってこんなに硬くなっているくせにしらばっくれている。
ようやく賽銭箱の手前までたどり着くと二人は
“秀徳に入れますように!!!”高尾は奮発して100円も入れた。
だが隣の緑間は札を投げようとしている。
「真ちゃんそれもったいないし、届かないよ」
と言って高尾は緑間にコインにするように言うと緑間は渋々それでも500円玉を投げ入れる。
「これで何かあったら高尾のせいなのだよ」
高尾はクスッと笑った。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
何だかこの2人はずっとイチャイチャ進展しないと萌えます。
焦れったい程2人の体はたぎります。
えへへすんごいの書きたい・・・
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。