ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
いきなり飛び出してきたけど、ポケットには小銭と携帯しか入っていなかった。
これでどこへ行こう・・・
そう考えたときに高尾の頭をよぎるのは大抵昔の相棒だった。
とりあえずあいつの部屋に行こう。
幸いここからそう遠くもない場所に緑間はひとり暮らしをしていた。
高尾はとりあえず緑間の部屋の前でインターホンを鳴らす。
「はい」
不機嫌な表情の相棒がドアを開けた。
「なんだ、とつぜ・・まぁ、入れ」
文句を言いかけて高尾の顔を見てから急に穏やかに中へ入れてくれた。
よほど酷い顔をしていたのかもしれないと笑いたくなった。
「サンキュ」
無理に笑って緑間を見るが彼はチラッとこっちを見て何も言わなかった。
緑間は何も聞かずに高尾を部屋に通すと冷たい飲み物を冷蔵庫からグラスに注いで運んできてくれた。
あ、真ちゃんらしい。ピカピカに磨かれたグラスが太陽の光に反射してキラキラと輝いている。そのグラスを手にとって汚してしまうのが惜しくてそのままグラスを眺めている。
「何を黙って見ているのだよ。それは飲み物を入れる器に過ぎないのだよ」
緑間が目の前に座って自分のグラスを手に取った。
「飲み物を入れる器にしてはきれいだな。そんなに磨くとかえって使いづらいじゃん」
高尾はグラスをそっと手に取った。
「そんな器一つで単なる飲み物も美味しそうになったり、高級そうに見えたりする。または反対にまずそうだったり安っぽくなったりするものなのだよ。俺はどんなものにも手を抜くのは嫌いだ。そしてどんな時にでも人事を尽くすのだよ」
「そっか・・そうだったな」
高尾はグラスに口をつけて出されたお茶を飲んだ。
器か、メインにはなれなかったとしてもそれを活かすも殺すも器次第ってことだな。
流石俺の相棒、いいこと言うね。高尾はちょっと気が楽になった。
そしてふと壁にかけられたカレンダーに目がとまった。
今日は何日だっけ?あり?今日って七夕?ってことは確か真ちゃんの誕生日じゃん。
まじぃ・・・今日来るなら手みやげの一つくらいは持ってくるべきだったな。
「あのぉ~緑間さん・・・お誕生日おめでとう。実は」
「別にいいのだよ。俺は誕生日など気にしたことなどないのだよ」
高尾が忘れていたことを謝ろうとすると、緑間はそれを遮った。
そうは言ってもきっと寂しいんだろうな。
高尾は緑間の後ろから肩に両腕を回した。
「あのさ、何もないのも寂しいじゃん。だから特別に真ちゃんに1回だけ高尾和成が何でも言うことをきく権利をあげるよ」
緑間はそんな高尾に軽くため息を洩らした。
「別に気にすることはないのだよ。それよりお前がそんな顔でここに来たことの方が気になるのだよ」
やっぱわかっちゃうか。鋭いねぇ~
高尾は緑間の背中に顔をつけた。、
「わかっちゃった?でも少しだけこのまま背中貸してくれると有り難いんだけど、ごめん。何で俺の方がお願いしちゃってんだろう?変だね・・・・」
緑間の手が高尾の手に重なった。
「高尾それでお前の気が済むんなら、好きなだけそうしていろ。俺はお前が言わなければこっちからは何も聞かないのだよ」
「うん、サンキュ」
ダメだな、俺は真ちゃんに頼ってばかりだ。
「しばらくここに泊めてもらってもいいかな?」
高尾は緑間の顔をチラッと見た。緑間は小さくため息をついた。
「かまわん。好きなだけいればいい」
やっぱり真ちゃんは優しいな。俺に甘いって。
高尾はニッコリと微笑んだ。
その笑顔を見た緑間も自然と微笑んだ。
「それ、プレゼントでかまわないのだよ」
「へっ?」
最初緑間が何を言ってるのかわからずきょとんとしていめと緑間が携帯で写真を構える。
「お前の笑顔がプレゼントで良いと言っているのだよ」
何だよそれ・・・
高尾がまた笑うと、シャッター音がした。
真ちゃん写真撮ってどうするの?ま、いいけど。
高尾は緑間に顔を近づけた。
「写真よりこっちの方が数倍いいんじゃね?」
「いや、黙っているだけこっちの方が良いのだよ」
と写真を見る緑間に
「もう、真ちゃんのバカ!!でも誕生日おめでとう」
とキスをした。
<おわり>
これでどこへ行こう・・・
そう考えたときに高尾の頭をよぎるのは大抵昔の相棒だった。
とりあえずあいつの部屋に行こう。
幸いここからそう遠くもない場所に緑間はひとり暮らしをしていた。
高尾はとりあえず緑間の部屋の前でインターホンを鳴らす。
「はい」
不機嫌な表情の相棒がドアを開けた。
「なんだ、とつぜ・・まぁ、入れ」
文句を言いかけて高尾の顔を見てから急に穏やかに中へ入れてくれた。
よほど酷い顔をしていたのかもしれないと笑いたくなった。
「サンキュ」
無理に笑って緑間を見るが彼はチラッとこっちを見て何も言わなかった。
緑間は何も聞かずに高尾を部屋に通すと冷たい飲み物を冷蔵庫からグラスに注いで運んできてくれた。
あ、真ちゃんらしい。ピカピカに磨かれたグラスが太陽の光に反射してキラキラと輝いている。そのグラスを手にとって汚してしまうのが惜しくてそのままグラスを眺めている。
「何を黙って見ているのだよ。それは飲み物を入れる器に過ぎないのだよ」
緑間が目の前に座って自分のグラスを手に取った。
「飲み物を入れる器にしてはきれいだな。そんなに磨くとかえって使いづらいじゃん」
高尾はグラスをそっと手に取った。
「そんな器一つで単なる飲み物も美味しそうになったり、高級そうに見えたりする。または反対にまずそうだったり安っぽくなったりするものなのだよ。俺はどんなものにも手を抜くのは嫌いだ。そしてどんな時にでも人事を尽くすのだよ」
「そっか・・そうだったな」
高尾はグラスに口をつけて出されたお茶を飲んだ。
器か、メインにはなれなかったとしてもそれを活かすも殺すも器次第ってことだな。
流石俺の相棒、いいこと言うね。高尾はちょっと気が楽になった。
そしてふと壁にかけられたカレンダーに目がとまった。
今日は何日だっけ?あり?今日って七夕?ってことは確か真ちゃんの誕生日じゃん。
まじぃ・・・今日来るなら手みやげの一つくらいは持ってくるべきだったな。
「あのぉ~緑間さん・・・お誕生日おめでとう。実は」
「別にいいのだよ。俺は誕生日など気にしたことなどないのだよ」
高尾が忘れていたことを謝ろうとすると、緑間はそれを遮った。
そうは言ってもきっと寂しいんだろうな。
高尾は緑間の後ろから肩に両腕を回した。
「あのさ、何もないのも寂しいじゃん。だから特別に真ちゃんに1回だけ高尾和成が何でも言うことをきく権利をあげるよ」
緑間はそんな高尾に軽くため息を洩らした。
「別に気にすることはないのだよ。それよりお前がそんな顔でここに来たことの方が気になるのだよ」
やっぱわかっちゃうか。鋭いねぇ~
高尾は緑間の背中に顔をつけた。、
「わかっちゃった?でも少しだけこのまま背中貸してくれると有り難いんだけど、ごめん。何で俺の方がお願いしちゃってんだろう?変だね・・・・」
緑間の手が高尾の手に重なった。
「高尾それでお前の気が済むんなら、好きなだけそうしていろ。俺はお前が言わなければこっちからは何も聞かないのだよ」
「うん、サンキュ」
ダメだな、俺は真ちゃんに頼ってばかりだ。
「しばらくここに泊めてもらってもいいかな?」
高尾は緑間の顔をチラッと見た。緑間は小さくため息をついた。
「かまわん。好きなだけいればいい」
やっぱり真ちゃんは優しいな。俺に甘いって。
高尾はニッコリと微笑んだ。
その笑顔を見た緑間も自然と微笑んだ。
「それ、プレゼントでかまわないのだよ」
「へっ?」
最初緑間が何を言ってるのかわからずきょとんとしていめと緑間が携帯で写真を構える。
「お前の笑顔がプレゼントで良いと言っているのだよ」
何だよそれ・・・
高尾がまた笑うと、シャッター音がした。
真ちゃん写真撮ってどうするの?ま、いいけど。
高尾は緑間に顔を近づけた。
「写真よりこっちの方が数倍いいんじゃね?」
「いや、黙っているだけこっちの方が良いのだよ」
と写真を見る緑間に
「もう、真ちゃんのバカ!!でも誕生日おめでとう」
とキスをした。
<おわり>
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。
緑間さんお誕生日おめでとう(*^▽^*)
PR
カウンター
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。