ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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6月30日はイベントに参加された方はお疲れ様でした。
当スペースにお立ち寄りくださった方もありがとうございました。
残念ながら来られなかった方も
もうすぐとらのあなにて委託が開始されますので少しだけお待ちください。
さて、今日は七夕なので
天使の~顔♪悪魔の~顔♪使い分けて~♪生きてきたの~♪
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さて、今日は七夕なので
天使の~顔♪悪魔の~顔♪使い分けて~♪生きてきたの~♪
ん?着信音?
この着信音に設定してるのはたったひとり
俺の一番恐れている相手。早く出ないと切れちゃう。
降旗光樹は枕元に手を伸ばして携帯電話を手に取った。
「もしもし・・・」
「声が掠れてるね。寝てたの?」
そういう君の声はいつもの澄みきったキレのある声だね。
「うん、ごめん」
「べつに謝らなくてもいいけど、今日は七夕だね」
こう見えて僕の悪魔のような天使はロマンチストだ。
今度は何を言い出すんだろう。大体見当はつくけど君の考えていることのきっかけは予想もつかない事が多かった。
「えっと~ごめん・・・何?」
「どうして会いに来ないの?」
赤司君はいとも簡単にそんなことを言った。
やっぱり・・・七夕だから会いに来いって言い出すことは電話がかかってきたときから大体わかっていた。
「今日は日曜だから行けるけど夜までは無理だと思うんだ」
俺だって本当は赤司君に逢いたい。それにしても夜中の0時にいきなり電話してきて今日会いに来いって。
降旗は小さく笑った。
「何笑ってるの?僕が電話するのがそんなにおかしいの?」
どうやら赤司君に聞こえちゃったらしい。
「あ、いや、そうじゃなくて・・・赤司君俺に逢いたいんだなぁって思ったから」
「君は良い度胸してるね」
今度は赤司君が電話の向こうで小さく笑った。
「でも、当たってるかもしれないよ。降旗君に逢いたいんだ。早く来て」
君のそんな声を聞いたらまだ夜中なのに俺は寝ていられなくなった。
「うん、わかった」
電話を切るとベッドから飛び降りて着替えを済ませると家を飛び出した。
「夜行バスなら乗れるかな」
無事に京都行きのバスに乗るとそのまま眠った。
目が覚めた頃には赤司君に逢える。
朝の6時、バスは京都に到着した。
新幹線よりも早い。
「来たね」
こんなに朝早くに赤司君はバスが到着する場所で待っていた。
「おはよう赤司君、君に逢いに来たよ」
やっぱり来て良かった。こんなに身近に君を感じられて俺は嬉しい。
「今ならまだ誰もいないから早く行こう」
赤司君は俺の手を掴むと走り出した。
どこへ行くんだろう?
やがて神社に連れてこられた。
ここには大きな笹が飾られている。
「これに名前を書くんだよ」
赤司君に人型をした紙を手渡された。この人型は2人一組になっている。
片方に自分の名前を書くともうひとつの人型に赤司君が名前を書き入れた。
それを大きな笹の木に吊した。
よく見るといくつか同じような紙が吊されていた。
その一枚を手に見てみると男女のカップルらしい名前と『結婚できますように』とか『2人が永遠に一緒にいられますように』などと書かれていた。
「これってもしかして」
降旗は赤司を振り向くと赤司君はプイッと横を向いた。
「君は言われたとおりにすればそれで良いんだよ」
何だか照れているようで、そんな赤司君が可愛らしくて俺は両腕で彼を抱きしめていた。
「じゃあ、もう聞かない。赤司君ずっと俺達一緒にいられたらいいね」
赤司君は腕の中で黙っていた。
「キスするけどいい?」
返事はなかった。ああ、もしかしたら思い切り殴られるかもしれない。
恐る恐る顔を近づけていく。やがてふわりと柔らかな感触が唇に触れた。
俺は久しぶりに触れた赤司君の唇に舌先で触れた。小さく開かれた唇の隙間から舌を滑り込ませた。赤司君の口の中で留まっていた舌に舌を絡ませる。
赤司君の舌も俺の舌に絡んでくるのを感じて少しだけびっくりした。
けど、すごく嬉しい。
「赤司君・・・好き」
耳元で囁けば赤司君の首筋が俺の腕の中で赤く染まった。
赤司君の体を離して顔を見ると伏せていた瞼が開いて赤い瞳が俺を見た。
きついけどきれいなこの瞳が俺は大好きだ。
「七夕にこの短冊に名前を書くとふたりは結ばれるらしいって・・・そんなこと信じてるわけじゃないけど僕も人事は尽くす方なんだ」
どこかで聞いたセリフは赤司君と同じキセキの世代の緑の奴が言っていた。
思わずクスッと笑った。
赤司君がジロリとこっちを見た。
「ああ、ごめん。赤司君ってやっぱり可愛い。大好き」
「恥ずかしいから何度も言わないでよ」
「うん」
「けど、僕も」
えっ、今俺のこと好きって言ったんだよね。
今年の七夕は久しぶりに忘れられない年になりそうな予感がする。
ふと横を歩く赤司君の横顔を見た。
おわり
読了お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。
七夕なので描いてみました。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
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