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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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断り切れずに得意先の女部長に付き合うことになった。
普通のクラブなら別にこれほど嫌じゃないのだけれど、この女部長が行きたがったのは高級ホストクラブ。
俺は男が金のために女にゴマをすっている姿を見るのが嫌だった。そんなことをして金を稼ぐという考え方に疑問を感じずにはいられない。そりゃあ奴等(ホスト)だって商売だしプロだから苦労もあるだろう。そんな生き方を否定してる訳じゃない。ただ、そうして女に媚びる男の姿を見たいとは思わなかっただけだった。

※ここからは18歳以上の方のみどうぞ


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「虹村さんここなんですが。なかなかクールな新人がいておもしろいのよ」
女部長がそう言って立ち止まったのは、落ち着いたブルーとパープルで「Cleome(クレオメ)」と文字が浮かび上がっていた店の前だった。そこは繁華街から少し離れた静かなところにあった。一件ブティックのように見えるセンスの良いエントランスだった。
それでもここはホストクラブに変わりはない。
一歩その店の入口にはホストの写真が飾られていた。おそらく人気順に並んでいるのだろう。
中央の大きめの写真が多分この店のナンバーワンホストだろう。
すぐに店から男が出てきて女部長に挨拶をした。少し派手なスーツに少し長めの髪を立てるようにセットしていた。さりげなくつけられているアクセサリーは客からの貢ぎ物だろう。
チラッと虹村を見ると女部長にはわからないように小さくため息をついた。あからさまに“男かよ~”とガッカリした様子がわかった。
ため息つきたいのはこっちだって同じだよバーカ!
と心の中で毒づいた。
「クレオメっていう花の花言葉は『秘密のひととき』とか『あなたの容姿に酔う』っていう意味があるらしいわ」
女部長は上機嫌に虹村にこの店の名前の説明をした。
なるほど・・・いかにも女の好きそうな店の名前だ。しかし、この男にはそんな魅力は感じられなかった。
「虹村さんもいい男だけど、この間この店に来た星夜くんがすごくいい男でね」
まるで女子高生のように目をキラキラさせながらそう言う女部長を見て、ようやくホストクラブという場所を少しだけ理解した。
「女性はいくつになっても夢を求める自由があって良いと思いませんか?」
案内された席に座ると後ろから声をかけられた。
聞き覚えのある透き通った聡明そうな声に、まさかな・・・と苦笑した。
あの男がこんな場所にいるわけがないじゃないか。
本当に俺はどうかしている。
やがてその男は向かい側に座っている女部長の隣に来るとそこで立ち止まった。
顔を上げて見たその顔にはやはり見覚えがあった。
「赤司・・・」
「嫌だわ虹村さん、彼が星夜よ」
「星夜です。よろしく」
目の前の男はそう言って会釈をすると微笑んだ。


何だって俺は今こんなところにいるんだろう?
女部長と一緒に行ったホストクラブからタクシーに乗って5分程の高層シティホテル。
いきなり目の前に現れたのは紛れもなく、俺の知っている男(赤司)だった。
こんな場所で会うはずもない男。
夢でも見ているんじゃないかと、隣に座っている女部長を見た。
「どうしたの?彼の魅力は男の虹村さんさえ釘付けにするのかしら」
彼女の言葉にまだ信じられず、もう一度その隣にった赤司へ視線を戻した。
すると彼はスクッと笑った。
「僕がどなたかお知り合いにでも似ていたのでしょうか?」
似ているんじゃない。お前は赤司本人だろう。
だが、何か事情があってこんな場所にいるのだとすれば他の人には知られもないか・・・
「ええ、まぁ・・・」
とりあえず赤司の言葉にあわせて言葉を濁した。
女部長の乗ったタクシーを見送ってから、赤司の手首を掴むと強引にタクシーに押し込んだ。
行き先に迷ってとりあえず知って有名ホテルの名前を伝えた。
ホテルに着くとなぜか赤司がフロントに行って馴れた様子で部屋の鍵を手に戻ってきた。
高層ホテルの上の方にエレベーターで昇って部屋のドアを開く。
何も言わずに赤司をベッドに押し倒した。
女性ものの香水の香りがするのがイラだって、必死ににその服を脱がせていた。
「で、あなたも僕を抱きたかったんですか?」
赤司にそう言われて気がつくと、目の前の赤司は下着一枚だった。
「あ、いや・・そういうわけじゃ」
「いいですよ、しましょう。したかったんです。ずっとあなたと」
突然の赤司の言葉にハッとして体を起こして彼から離れた。
目の前で赤司は裸のまま起き上がって手を伸ばしてきた。
「さぁ」
安っぽい誘惑をするような男じゃない。
「何があった?」
「・・・・」
それでも無言で虹村の腕を引き寄せようとする赤司の手を振り払っていた。
「あなたが僕を誘ったんでしょ。話し相手を捜しているなら別の奴にしてもらえませんか?」
あくまで何も言いたくはないと赤司にきっぱりと拒絶された。
彼のプライドがそう言うならともう一度赤司をベッドに押し倒した。
その強い瞳に吸い寄せられるように彼の唇を塞いだ。
ふわりと柔らかい感触に火がついた。
強引に唇を開かせて赤司の口の中へ舌をねじ込んだ。
歯列をなぞり、上顎、喉へと深くなぞりながら赤司を抱きしめると僅かに彼の体が火照ってくるのがわかった。
虹村はジャケットを脱いでソファーへ投げた。続けてネクタイも引き抜いてベッドの脇に投げると首のボタンをいくつか外して首を緩めた。
まるでタガが外れたように目の前にいた彼を見下ろした。
初めて出会ったのは高校のバスケ部だった。虹村が3年で主将だった時に赤司は現れた。
最初から優秀で頼りになる下級生だったが、ある出来事をきっかけに彼は変貌した。
上級生の俺さえも見下すような視線を感じずにはいられなかった。
『いつかこの男を滅茶苦茶にしてやりたい』
ずっと心の片隅にしまっておいた言葉が甦ってきた。
もう一度口づけて赤司の舌に舌を絡めてから彼の耳を攻めた。
「あっ・・・」
小さく声を上げた赤司に満足する。
だが、もっともっと乱したくなる。
耳から首筋をゆっくりとなぞっていく。同時に赤司の下着の上から赤司の股間を鷲づかみにした。
赤司の体がビクッと動いた。
そのまま手でやわやわと赤司の股間を揉むと、そこは形を変えてきた。
唇は鎖骨から胸へと舌を這わせながら堅くなり始めた乳首を舌先で弄んだ。
「あっ・・・ぁぁぁ」
小さくうめく赤司に満足すると虹村の股間も形を変えてきた。
赤司の手が虹村のズボンのベルトに伸ばされて外し始めた。
ホックを外してファスナーを下ろしている。
赤司が虹村の股間に触れる前に体を起こした。
虹村は赤司の下着を脱がせた。すっか堅くなった雄に触れずに膝を持ち上げてその奥に隠れている窄まりに指を伸ばした。
「うぁっ・・・あっ・・」
赤司が声を上げた。
同時に虹村が延ばした人差し指に赤司の窄まりが絡みついた。
「きつい・・・ちょっと時間がかかるな」
ゆるゆると指を回せば赤司の顔が僅かに歪んでいく。
そうだ、こんな顔が見たかった。
もっとだ・・・
赤司の窄まりの中をかき回すように指を動かす。
「やぁっ・・・だっ・・・めっ・・・」
彼はまだ男を知らなかったのか?!
虹村は驚きと喜びが隠せない。
「可愛い顔するんだな。赤司」
もう一本指を増やす。
「ひっ・・・」
目を見開く赤司にキスをすれば赤司の舌が積極的に虹村の舌に絡みついてきた。
ヤバイ・・・これって・・・
虹村は自分の雄が更に大きくなるのを感じた。
挿れたい・・・早く・・・挿れたい
「挿れ・・・て・・・」
まるで虹村の心を読み取ったようなタイミングで赤司が耳元に囁く。
「泣くなよ」
赤司の両足を開いて露わになった窄まりに、反り返った楔を突き立てた。
「んっ・・あっ・・・」
苦しそうな赤司にもう一度口づけて口を塞ぐ。
そのままゆっくりと赤司の小さい窄まりに凶器を押し込んでいく。
「うっ・・ああっ」
ギリギリと締め付けてくるその感触に虹村思わず一度精をはき出していた。
しかし、そのねっとりとした液体が赤司の中を程よく湿らせた。
おかげで中をぐちゅぐちゅと虹村の楔が滑っている。
「はぁ・・ああっ・・んっくっ」
虹村の右手が赤司の雄を握り込むと赤司もその手の中で達していた。
おかけげで虹村の楔をぎゅうぎゅうと締め付けた。
「ああっ・・おいっ・・このっ・・」
初めてのくせに男を魅了するような赤司の体に虹村は酔っていた。
まるで何かにとりつかれたように、赤司の蕾に腰を打ち付けている。
「はぁっ・・んんっ・・」
赤司は涙を流しながら虹村の手の中では何度か精をはき出してベトベトになっている。
一方虹村も赤司の中で数回絶頂をむかえているというのに、それでもまだ足りずにその体の中を貪り尽くしていた。
ぐちゅぐちゅと湿った音と吐息と喘ぎ声だけが部屋の中に響いている。
やがて虹村が赤司の中で達して楔を引き抜くと、だらだとねっとりとした白い蜜が赤司の尻を汚している。
赤司の雄のまわりもべとべと白く汚れており虹村の掌もべとべとと汚れている。
その手で触れられたのか赤司の乳首の周りも白く汚れていた。
「満たされたの?」
荒い息をつきながら赤司がそう言うが虹村は首を横に振った。
「まだ、足りない・・・こんなもんじゃないだろ?お前も」
まるでバスケのone on oneでもしているみたいにお互いに満足はしていない。

「僕は今日は限界ですよ・・・ハァ・・」
「それじゃあ、次回に持ち越しだな」
気がつくと赤司にそう言わされていた。
俺達はいつまでこんな関係を続けていくつもりなんだろう?
試合にケリがつくまでお預けか・・・
「そうですね。いつでも相手しますよ」
初めてだったくせによく言うわ。
赤司の顔を見下ろすとべとべとに汚れた顔のまま不遜に笑った。
思わずその唇を塞ぎたくなる。
俺はずっと赤司のことが好きだったのか?まぁ、そんなことはどうでもいい。
赤司だって本気だとは思えないし・・・
ただキスをすると赤司の体も熱くなることに満足した。
<おわり>


読了、お疲れ様でした。
いつもweb拍手とかコメントをありがとうございます。
楽しみに読ませていただき、参考にさせていただいてます。
今回は虹赤でしたが、ピュアでどん欲な二人が大好きです。
またぜひ書きたいです!
ありがとうございました ヾ(*'ω'* )ノ゙

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るん
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非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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