ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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相手は黒子テツヤがいる誠凜高校だと発表された。
桜井は部活に来ていなかった青峰にそのことを教室で伝えた。
「テツの学校か、おもしれぇ」
青峰の視線が桜井から離れて遠くを見つめている。いや、正確には誠凜にいる黒子を見ているに違いない。
青峰は黒子と中学時代に「キセキの世代」と呼ばれたチームメイトだった。その中でも特別仲が良かったとマネージャーの桃井から聞いたことがあった。桃井はその時
「大輝とテツくんはできたんだよね」と冗談めいて青峰に言ったことがある。青峰はギロッと桃井を見ただけで否定もしなかった。最もふざけて否定するような性格ではないのだが・・・
それ以来、桜井は黒子の事が気になっていた。実際に会ったことはないというのに・・・
部活の時間が来て始まっても青峰の姿はなかった。「あれ?青峰は?」キャプテンの今吉は桜井の肩を叩いた。「すみません・・・知りません」桜井がそう言うと「しゃあないな」と逃げようとする桜井の頭に手のひらを乗せた。
「誤らんでもお前のせいちゃうからええで」とニッコリ微笑む
「スミマセン」
桜井のスミマセンは口癖だ。気がつくとつい口から出てしまっていた。
結局青峰は部活が終わっても姿を現さなかった。桜井は着替えを済ませてロッカーを出るとチームメイトの若松が待っていた。
「良、一緒にラーメンでも食ってこうぜ」そう言って肩に腕を回されて桜井が頷いた。
だが、ふっと青峰のことが頭をよぎる。
「あ、スミマセン・・・やっぱり帰ります」
「えっ~、少しぐらいいいじゃん。うまい店発見したんだぜ」
ガッカリする若松を見ていると断れなくて結局ラーメン屋に行ってしまった。
確かに若松が言うだけあり、ラーメンは美味しかった。
若松の会話につきあって、気がついたら9時になっていた。
「そろそろ帰らないと」桜井がそう言うと若松は「何か今日ソワソワしてねぇか?」と不思議そうだった。若松は桜井の両親があまり家にいないことを知っている。だからつきあいの良い桜井が今日に限って家を気にしているのが気になった。
「べ、別に・・スミマセン帰りましょう」
「まぁ、仕方ねぇな」
ようやく若松に解放されて家に帰った。
ドアに鍵をかけたはずなのに、空いていた。やはり青峰は桜井の家にいた。
桜井は慌てて家の中に入っていく。
「どうして今日、部活に来なかったんですか?」
桜井が青峰に問いかけると青峰は黙って桜井の手首を掴んでソファーに押しつけた。
同時にいきなり唇を吸ってくる。
「んっ・・・」
「腹減った・・・お前から食ってやる」
なんだか三匹の子豚の狼のように青峰は桜井の上に跨ってそんなことを言った。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
あれ?おかしいな・・・桜井泣かされてばかりです(笑)
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。