ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「できました」
「おう」
ソファーからスッと立ち上がりダイニングテーブルのイスに座る。
桜井も正面の席に座った。
すみませんこんなのしかなくて・・
残りご飯でまぜごはんを作り味噌汁と野菜、卵焼きを作った。
「ごちそうじゃねぇか。お前っていつもこれで少ないのか?」
「ええまぁ」
「決めた」
その言葉に桜井が顔を上げる。
「お前と同居してやる」
不敵に笑う青峰に桜井が慌てた。
「でも、学校もあるし親もいるでしょ」
「ん?!」
視線だけギロッと睨まれるとそれ以上の言葉が出てこない。だがこうして一緒に暮らしたらまたさっきみたいなことをされるだろう。
それはすごく怖い。青峰に体の中から食われていく気がした。
「お前は俺がいると迷惑か?」
「あ、いやそういうわけじゃ・・・でも」
本当は迷惑だ。でも怖くてそんなこと言えない。そんなことを言えば今度こそ乳首を噛み切られるかもしれない。
怯える桜井の頭に青峰の大きな手が乗せられた。
子供のようにクシャクシャと頭を撫でられると、その体温が不思議と心地よかった。
「青峰君はひとり暮らしなの?」
「大輝って呼ぶことを許してやる。ああそうだひとりだ」
(だだだだ・・大輝?!呼べないよそんなの・・)
「良、お前の家族は?」
「いるけど海外旅行中だから1ヶ月くらい帰ってこない」
「じゃあその間だけいてやるよ」
ふと青峰が優しく見えたのは気のせいだと思った。
まさか桜井がひとりだから慰めるはずもない。大体、うちの学校のバスケ部はバラバラでそれぞれ自分が勝つことにしか興味を持っていない。
その中でもこの青峰は一番勝手な男だ。桜井が彼の言うことを聞くのだって怖いから意外に何の理由もなかった。
桜井は試合で色々なチームと戦って勝ってきたが負けたチームがなぜか羨ましかった。
一致団結して作戦を練っていた。例え負けても皆で励まし合っていた。
桜井がいるチームは確かに強くて負けない。だがそれは個人個人のバラバラな戦力でしかないのだ。プライベートでチームメイトと一緒に暮らすなんて考えたことすらない。
まして、一番チームの輪を乱しているこの男となんて。
桜井の視線に気づいたのか青峰は立ち上がった。
「学校は別に行くわ。じゃあ先に行くから」
すっかりここに帰ってくる気満々らしい。
桜井はとうとう断り切れずに青峰を見送っていた。
「俺一体なにしてるんだろう?」
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
拍手レスです→MIYAKO様 4000打を踏んでいただきましてありがとうございます。
そしておめでとうございます。へたっぴーなイラストを描いてみようと思います。
しばらくお待ちください。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。