ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「先輩、それならマジバのテイクアウトが良いッスよ」
「あっ・・・」
黄瀬の提案に思いもよらずそんな打開策があったのかと呆然とした。
と言うわけで2人でマジバのレジの前で並んでいた。
並んでいるとやはり黄瀬は他の人の目を惹くらしく、横の列や列の後ろからコソコソと女の子達の話し声が聞こえてきた。
「あれって黄瀬君じゃない?」「ホントだ、やっぱりカッコイイね」「背高いね」「誰と一緒?彼女かと思ったら男だよ」「誰?さぁ、普通の男」「なんだぁ」
聞いているとかなり失礼な会話だったりする。
笠松は段々黄瀬と一緒にいるのが恥ずかしくなってとうとう列から離れた。
「俺、ひとりでコンビニに行く」
「えっ、先輩じゃあ俺も行きます」
慌てて列から出ようとする黄瀬を止めた。
「いいから、お前はひとりでここで買って来い。あとで迎えに来るから」
すると黄瀬は逆に嬉しそうな顔になった。
「迎えに行くのは俺が向いてます。終わったら俺がコンビニに行きますから先輩は待っていてください」
何だか黄瀬がすごく大人びて優しく見える。
だか、またすぐにコソコソと話をする声が耳に入ってくる。
「先輩、俺本気ッスから」
「えっ・・黄瀬君ってそっちの人なのかな?まさか」
黄瀬の宣言を聞いてまたしても周りがざわつく。
笠松は黄瀬の余裕のある笑顔が眩しくてプイッと顔を背けると店を出た。
「先輩ってすげぇ可愛いと思わない?」
黄瀬が隣に並んでいた女の子にそう言ってウインクすると彼女はボーッとして頷いた。多分黄瀬の言ってることなど耳には入っていないらしい。
一方笠松は走ってコンビニに向かっていた。
こんなことならひとりで買いに行けば良かった。黄瀬が目立つことはいつもだけどあんな事があった後だから何かを勝手に想像されると否定しきれない。
黄瀬は平気かもしれねぇけど、俺はたまらなくなる。
あいつはどうせ住んでいる世界が違うんだ。
もう少しの辛抱で俺はアメリカに行くんだからこんなことも無くなる。
ふと、笠松の胸の奥がスーッ冷たいものがこみ上げた。
この感覚はいったい何だろう?寂しい?まさか・・清々する。
と自分に言い聞かせた。
コンビニ着いて食べ物を適当に掴んでレジに行こうとすると、雑誌が目に付いた。
それは男性向けのファッション雑誌だった。
黄瀬が表紙で笑っていた。
「あ・・・」
笠松はついその雑誌を手に取ると、そのままレジに向かっていた。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
オンリーのサークルリストに配置が書かれましたね。
私、黄笠で申し込んだか少し不安です。
何せ前回笠黄と間違って表示していた。。。
あまりにあり得なくて死にたい・・・
うちは黄笠サークルです。
すみません・・・
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。