ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「あいつ遅いな・・・」
呟いた笠松は袋の中からさっき買ったばかりの雑誌を取り出した。
表紙を眺めてからパラパラとページをめくる。
最初の方から特集のように黄瀬が色々な服を着た写真が載っていた。
どれを着せても着こなしていて様になっている。
「こんなに格好いい奴が何を血迷ってやがる。バカヤロー・・・」
そのまま黄瀬に見つかる前にもう一度袋に詰め込んだ。
勢いで買ったけど、こんなものを買って俺は一体どうするつもりなんだ?
自問自答していると誰かが笠松の肩を叩いた。
「先輩」
「あ、久しぶりだな森山」
受験勉強で部活を引退してからあまり会う機会もないチームメイトに声をかけられて笠松は嬉しそうに微笑んだ。
「元気そうですね。先輩がいなくなったおかげで俺もそれなりにモテるようになりました」
「そんなの俺がいても何の変化がある?」
「おおありですよ、先輩は鈍いなぁ~、可愛い子達は皆黄瀬か笠松先輩狙いだったんですよ。先輩がいなくなってから、黄瀬は元気がないからこっちにも目が向いてきた訳です」
淡々と真面目な顔で女の子の話ばかりを語り続ける森山に笠松は相変わらずな奴・・・と呆れて見つめていた。
「でも、先輩黄瀬って本当はインポなんじゃないかと俺は思うんですよ」
森山が耳元に顔を近づけてそんなことを言うので笠松は思わず顔を赤らめる。
「まさか・・・」
「先輩!何してるんッスか?!」
そこにマジバの袋を両手に持った黄瀬が現れた。
黄瀬は少し怒ったように笠松の手首を掴むと森山から引き離した。
「おいっ、お前」
笠松は森山の今の言葉に気を使いながら森山を振り向くと彼は何かに気づいたようなハッとして顔を上げた。
「ああ、そうでしたか」
きっとまたあらぬ方向に勘違いしているだろう森山に片手を上げて笠松は
「悪い、またな。部活がんばれよ」
と言いながら黄瀬に引きずられて行った。
「先輩は放っておくとすぐ別の男に色目を使うんですから」
「色目っておまっ!」
男が男に色目を使ったら気色悪いだろバカッ!!と突っ込みたい気持ちをぐっとこらえて、それだけ言う。
黄瀬は誰もいない住宅街まで戻ってくると笠松を電柱に押しつけた。
「だって俺がいない間に森山と楽しそうに会話してたッス」
「バカ!チームメイトと話して何が悪い」
「じゃあ、どうして顔を近づけて先輩赤い顔したんッスか?」
「それは・・・」
黄瀬が不感症だと思われてるなんて言えない。もしそんなことを言えば単純な黄瀬はきっと「じゃあ俺が不感症かどうか、先輩で試してみましょう」とか言い出しそうだ。
笠松は黄瀬から視線を逸らすと
「森山に好きな奴ができたらしい」
と白々しい嘘をついた。
「ふーん」黄瀬は探るように笠松の瞳を覗き込んできた。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
ジャンプはまだ読んでいませんけどすごく気になる・・・
黄瀬が笠松先輩に「俺の・・・」と言わせたい
↑
意味不明でスミマセン・・・
多分ついったーで叫びます。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。