ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
運転手の言葉に緑間は「ここでいい。1時間くらいで戻るから」「はい」と運転手が応えると緑間と高尾は車を降りた。
そこは大きな船が浮かんでいる港が隣接する公園だった。
「ここで何か温かいものでも飲もう」
緑間は高尾の肩に手をかけて船へと歩き出した。
緑間は高尾よりも背が高い。こうして歩いているとまるで恋人同士みたいでドキドキする。
高尾は横浜にもあまり来たことがないし、船にも乗ったことはない。
緑間に連れて行かれるまま船に乗船すると、そこはレストランになっていた。
「真ちゃんとデートしてるみたいで楽しいっすね」
高尾が微笑むと緑間は眼鏡の真ん中を中指で押し上げる。
ああ、そういえば真ちゃんは照れたときとか困ったときにこの仕草をすると高尾は気づいた。何だか少し得したような気分になる。
窓際の海が見える席に通されて角を挟んで隣の席に座った。
「何がいい?」緑間の問いかけに高尾はメニューを開いた。
「あれ?これ飲み物だよな」
開かれたメニューには高尾が知る限りでは食事と変わらない価格のドリンクメニューが並んでいる。
「俺はホットチョコレートで」と緑間が言うので高尾も「俺も同じ」と付け加えた。
どうやら高尾が普段ファミリーレストランで頼むような飲み放題メニューはないらしい。
緑間はまるで高尾とは住む世界が違うのだろうか・・・
だがそんなことを気にする高尾ではなかった。
「真ちゃんっていつもこんなとこで飲み物飲んでるの?何だかすげえ」
と逆に瞳をキラキラと輝かせながら緑間に顔を近づける。
「高尾、落ち着くのだよ。俺だって忙しいから滅多にこんなところへは来ないのだよ」
緑間は丸窓から見える海から視線を高尾に戻してもう一度落ちつきなく視線を逸らした。
「ん?何?」
高尾が緑間の顔を覗き込むと緑間はまた眼鏡の中央を中指で押し上げた。
「ちゃんと座るのだよ」
席が近いから別に席を立ったわけでもなくただ顔を近づけているだけなのに緑間はえらく動揺している。きっかけを考えたらここで照れるのは高尾のはずなのに・・・
「なぁ、あれまたしてくれない?」
高尾は緑間の顔の近くで囁いた。緑間は今度は冷静な瞳で高尾を見下ろしている。
ついさっきまでオロオロしていたのがまるで嘘のようだ。
「あれ?」
「そう最初のあれ」
高尾が緑間の手を取るとその指を自分の唇に押しあてた。
緑間の包帯がぐるぐると巻かれている指先をペロペロと舐め始める。
緑間はのぼせたような赤い顔で高尾の顔を見つめている。
やがてその手を引いた。
「高尾・・・」高尾の頭の後ろに手を添えるとテーブル越しにその唇を重ねる。
ピチャピチャと舌先で高尾の唇を舐めながら、ゆっくりと唇を塞いでいった。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
緑間はお金持ちの坊ちゃん設定ですが、自分がお金持ちの生活を知らないので
とりあえずマンガや小説の世界でしか設定できません。
悲しい現実だよ。
PR
カウンター
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。