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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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ちょっと思いついた小話です。
読んでみたい方は下をクリックしてお読みください。

拍手[4回]


爽やかな風が頬を撫でる。
特別教室へ移動する廊下で
笠松はその風に誘われてふと見た先に
春風よりも爽やかな笑みを浮かべた男が立っていた。

「おっ、黄瀬じゃん。モデルだか何だか知らねぇけど
スポーツ選手としてちょっと痩せすぎなんじゃねぇ?幸男はそう思わねぇか?」

笠松の隣を歩いていたクラスメイトが華やかな男に向かって
嫉妬混じりにそんなことを言う。
黄瀬の周りには花に群がる蝶のように女子生徒達が取り囲んでいた。

「ん?そうか?」
笠松自身は別にそうは思わない。
だってああ見えて黄瀬は脱ぐとそれなりに筋肉質だということを知っている。
だけどそれは誰にも言うつもりなんかない。
ただ、こうして女子生徒達に囲まれている黄瀬を見るのは正直うんざりしていた。

「いくぞ」
「待てよ幸男!!」
クラスメイトの声が大きくて黄瀬に聞こえてしまった。

「あ、先輩」
急に声のトーンが変わる。
今までは気取っていた黄瀬の声が身内に対する親しみを込めた声色に変化した。
笠松は「しまった」という顔をして背中を向けたのに対して
笠松と一緒にいたクラスメイトは黄瀬に向かって歩き出す。

「あいかわらずいい男だな」
「誰ッスか?先輩の友達ッスか?」
少しだけ不機嫌な声に笠松は更にうんざりする。
だから部活以外で黄瀬と会うのは避けたかった。
だがもうすぐ後ろに黄瀬が立っている。

「先輩」
「んだよ!忙しいんだからあっちいけ!」
笠松は手に持っていた教科書で黄瀬の頭を叩く。
「痛いッスよ」
それを見ていた女子達は黄瀬の意外な顔に携帯の写真を撮ったりしている。
笠松はふと思い出して体を追った黄瀬に耳打ちした。

「今日、部活ないからお前の部屋に行く」
すると黄瀬の顔がみるみるうちにしまりのない顔に変化した。
「だからあっちへ行け」
「はい、先輩」
効果はてきめんだった。

「幸男、黄瀬に一体何を言ったんだ?」
一緒にいたクラスメイトは驚いて黄瀬の背中を見つめている。
女子達は慌てて黄瀬の後を追っていった。

☆。゜゜。☆。゜゜。☆。゜゜。☆。゜゜。☆。゜゜。☆。゜゜。☆。゜゜。☆。゜゜。☆

ピンポーン!
「先輩?!開いてますよ!!」
黄瀬の明るい声を聞いて笠松はマンションのドアを開けた。
高校生にしては贅沢なマンションのひとり暮らし
黄瀬のモデル事務所が黄瀬に部屋を貸してくれてるかららしい。

「先輩何持ってきたんスか?」
笠松の手にぶら下げられた大きめの紙袋を黄瀬が指した。

「たけのこ」
笠松は袋から皮のついたままのたけのこを取り出した。
「先輩から俺へのプレゼントッスか?それ何に使うんッスか?」
黄瀬が笠松に近づきながら袋を取ろうとするのを笠松は袋を退かして避けた。
「『使う』んじゃなくて『食べる』んだ!!」
笠松は袋を下げてキッチンへ向かった。
「でも先輩、俺んち鍋とかないッスよ」
「大丈夫、一式用意してきた」
笠松は袋からまな板や包丁、鍋、調味料を取り出した。
笠松は腕まくりをすると前掛けをかける。

「先輩、俺は前掛けよりもエプロンの方が良かったんッスけど」
「うるせぇ!!お前は黙って待ってろ!!」
「いきなりどうしたんッスか?」
突然キッチンでたけのこを料理しはじめた笠松の横に黄瀬が立つ
「たけのこもらったからお前にも食べさせてやろうと思っただけだ」
「だからって先輩料理なんかできるんッスか?」
黄瀬の半信半疑の視線に笠松はひとこと
「バカにするな!料理ぐれぇ作れないでどうする?!」
と包丁を取り出す。
「はい、わかりました。わかったからそれこっちに向けないでください!」
黄瀬が笠松と少し距離を開けた。
笠松は黄瀬が離れると男らしくたけのこの皮を包丁を使って器用にむいていく
その間に米をとぐ
「黄瀬炊飯器ぐらいはあるか?」
「それならありますよ」
と黄瀬が持ってきた炊飯器に切ったたけのこと調味料などを入れてスイッチを入れる。
他のたけのこは鍋に入れられた。

あまりの手際の良さに黄瀬はポカンと笠松に見とれている。
どのくらい時間が過ぎたのだろう
すっかり暗くなってしまった頃良い匂いがしてきた。

「できたぞ黄瀬」
笠松は前掛けに腕を回すとその手を黄瀬が掴んだ。
「ダメッスよ、それ後で俺が取りますから」
と笠松は前掛けを付けたまま食卓にたけのこごはん、煮物、味噌汁並べた。
「うまそうッスね~腹ぺこぺこッス、いただきます!!・・・うまい!!」
黄瀬は慌てて笠松の作ってくれた料理を頬張ると嬉しそうに笑みを浮かべた。

「でも先輩どうして?」
「お前がちゃんと手料理とか食ってないんじゃねぇかと思ってな」
笠松は少しだけ照れながら自分で作った料理を口に運んだ。
「先輩が俺のために?!!!すげぇ嬉しい!!」
黄瀬は食べていて箸をテーブルに置くと笠松の背中からギュッと抱きしめた。
「先輩最高ッスよ!料理もうまいなんて!!すぐにでも俺の嫁になってください」
笠松は笑いながら当然そんな黄瀬の顔にパンチを食らわす。
「ばーか、食いたけりゃいつでも作りにきてやるから、そう言う変なことは言うな、バカ!」
でも黄瀬の体温で自分の体温が上昇するのを感じた。

「先輩、前掛けの下全部脱いでください」
そんな恥ずかしいこと堂々と言えるこの男がバカで
笠松は放っておけないと思った。
「バカ・・・」
赤くなる笠松に黄瀬の手が伸ばされた。


おわり




読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。

笠松先輩は男らしく料理がうまいと萌えるなぁ~
と思ってそんな話を書いてみました。
たけのこの残りは何に使ったかはひみつです^p^


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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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