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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「いてっ」

※かなり酷い文章だったので手直ししました。 

拍手[1回]

いつも乗る電車なのに黄瀬は話に夢中になって頭をぶつけた。
普段は器用にドアをくぐって乗る黄瀬は、たまに会話に夢中になると頭をぶつける。
そして決まって言う言葉・・・

「せんぱぁぁぁぁい、痛いっす。頭なでてください」

笠松は決まってそんな黄瀬の頭を叩く。

「ばーか!」

黄瀬は涙目で笠松に「ひどいっす」とつぶやく。


ガラガラの電車の座席に並んで座っていると
身長差がやけに気になる。

黄瀬の肩が笠松の目線の横にある。
だが黄瀬はいつでもうとうとと眠り出す。
ガタンッと電車の揺れにあわせるように笠松の肩に黄瀬の頭が乗せられた。

殴ってやろうと笠松が片手を上げると
黄瀬の金色の髪がサラサラと風になびいた。

「ま、しょうがねぇか・・」

笠松は一度上げた手をおとなしく下げた。

だか、しばらくして黄瀬が寝言を言った。
「うん・・先輩、いいっすよ・・もっと・・」

「てめ、黄瀬!!どんな夢みてやがる!バカやロー!!」

ポカッ!!迷わず黄瀬の頭に一発パンチが飛んだ。

「痛っ!!」
笠松に殴られて黄瀬は目を覚ました。
殴られた頭を押さえて笠松の顔をじっと見つめる。
笠松は真っ赤な顔をしていた。

「あれ?どこでしたっけ?」
黄瀬はどうやら夢と混乱しているらしい。
もう一度その頭に笠松が手を挙げると両手で自分の頭をかばった。

「もう、先輩そんなに照れなくたって良いじゃないっすか」
なんだか黄瀬の顔がやけに大人びて見える。

ああ、これはきっと車窓から差し込んでくる夕日のせいかもしれない・・・
もう一度寄りかかるふりをした黄瀬の唇が
かすめ取るように笠松の唇に一瞬触れた。

ほんの一瞬の出来事で
笠松が黄瀬を振り返ったときには黄瀬は笑顔を浮かべていた。
その笑顔が夕日に輝いて眩しすぎて笠松は目を細めた。

手がかかるし癪に障る奴だけど
一瞬でもずっとこのままでいられれば良いなんて思った自分は
どうかしている。

けど、こいつを放っておけないのはなぜだろう・・・


<おわり>


読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。

 

スパコミに参加された方はお疲れ様でした。
私も一般で参加しましたが、少なかった・・・
皆さんオンリーあわせなのね。。。

ところでこのネタは電車の中で思いつきました。
ツイッターでつぶやいたらストーリーが生まれたのでせっかくなので上げてみました。

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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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