ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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湯島天神から駅へ向かう道にはホテルがたくさん立ち並んでいる。ホテルと言ってもシティホテルではない。時々前を歩いていた男女が消えていく。
それを見てみないふりをしながらようやく大きな通りの賑やかな場所にたどり着いた。
少しホッとした高尾に緑間はなぜか不機嫌そうだった。
「真ちゃん?」
高尾が俯いた緑間の顔を覗き込むとその手首を緑間は掴んできた。
「高尾は俺と2人きりにはなりたくないの?」
「へっ?!」思わず色気も素っ気もない声を出すと緑間はため息をついた。
「せっかく、運転手から解放されたんだから、今日ぐらいハメをはずしてもいいのだよ」
その言葉に高尾も顔が赤くなった。緑間は掴んだ高尾の手首をグイグイと引っ張って忍ばすの池付近まで連れてきた。繁華街のネオンはすぐそこなのに一歩中に入ると静かであまり人の姿は見えない。高尾はドキンと大きな心臓の音を聞いた。
真ちやん・・・
「俺・・・」すごく好きな気持ちを伝えたくなった。
ああ、でもだめだ今、もしもそんなことになったらきっと勉強どころではない。
ずっと緑間のことが好きだったからこんな風に誘われたらつい乗ってしまいたくなるけど、受験が終わるまでは我慢したい。
「俺さぁ、すげぇ真ちゃんのこと好き」
緑間が真っ直ぐに高尾を見下ろしている。
「だから同じ高校に入って、一緒にバスケやってずっと一緒にいたい。そんで今の帝光のメンバーよりももっと真ちゃんと親しくなりてぇ」
すると緑間はクスッと笑って高尾の頭に手を乗せた。
「お前は馬鹿だと思っていたがやはり馬鹿なのだよ」
高尾は口を尖らせる。
「どうせ俺は真ちゃんみたいに簡単に秀徳へは入れないよ。だから一生懸命勉強してるんだから」
緑間が高尾の両方の肩に手を乗せた。
「そうじゃないのだよ。こんな風に一緒に出かけたことなんて今のメンバーでもいないのだよ。お前は特別なのだよ」
「えっ?特別って・・・」高尾がポカンと緑間の顔を見つめている。
「だからお前は馬鹿なのだよ」
程なくフワリと温かいものが唇に触れるとすぐに湿った感触が唇を開かせようと何度も行き来する。
高尾の唇が僅かに開くとその隙間からスルリとそれが入り込む。
それが緑間の舌だと気づいたときには高尾はぐったりと緑間の体にもたれかかっていた。
緑間の両腕は強く高尾を抱きしめていた。
「しん・・ちゃ・・」
「・・・」
今年初めてのキスは緑間が相手だった。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
ところで話は変わりますが
8月22日の大阪スパコミに申し込みました。
大阪のイベントは初参加です。まして黒子ジャンルでの参加なので
すごく楽しみです。お近くの方、来られる方はぜひよろしくお願いします。
といっても最初の本がもうないので何かつくりたいなぁ~そうだ
アンケートを取ってみよう。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。