ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「当たり前じゃないか。何だよあれ」
翌日日向が伊月を見かけて声をかけてくるとそれを冷たい視線で返した。
昨日交換しようと日向に言われて、久しぶりに見つけて懐かしく思ったスーパーボールと引き替えに日向が差し出したのはおもちゃの指輪だった。
女の子でもあるまいし、人を馬鹿にするにも程がある。
伊月はあれから怒って家に帰った。帰ってからもなぜか腹が立って翌日の今日、日向の顔を見たらまた思い出した。
「なぁ、あれ伊月に似合うと思ったんだぜ」
まだそんなことを言う日向が信じられない。顔を背けたまま思いで体育館へ向かう廊下を歩いていく。
日向は伊月の肩を掴んで自分の方を向かせた。
「おい、機嫌直せって」
強引に日向の顔を見せられるとまた怒りがこみ上げた。
「うるさい、放っておけ。それとも」
とダジャレを思い浮かべたが今はそれを口にする気にはとてもなれない。
「やっぱいいや」と伊月はまた前を向いた。
「どうしてあんな事ぐらいで怒るのかわかんねぇよ」日向が言うことも最もかもしれない。伊月も自分でもどうしてこんなに腹立たしいのか理解に苦しんでいる。
それでも日向の顔を見るとイライラする。
もう一度肩を強引に掴んで振り向かせられると、今度は眼鏡の奥の日向の瞳を覗き込んだ。
思いの外、真剣な目をしている。あれ?順平どうしたの?今にも泣き出しそうだ。
まさか・・・そんなはずないか・・・
だけどダジャレの一つくらい言っておこうか。
「隣の垣根は高いね。塀~」
日向の目が普通に戻った・・・気がした。
「おい、だからってそれはいいから」そう言われてホッとするなんてどうかしてる。
「怒ってんだから放っておけ、俺もどうしてかよくわからないけど、すごくムカついたんだよ」
「なぁんだそうだったのか」日向が急に嬉しそうに伊月を抱きしめる。
「おい、痛いから・・ってか恥ずかしいから離れろ」
伊月になつく日向に伊月がそう言うと日向は離れた。
「今日もあの店寄っていこうぜ」
爽やかに親指を立てられても、そんなの決め台詞とは思えない。
まぁ、部活が終わればどうせ一緒に帰るんだし少しくらい寄っても問題はない。
伊月は日向のしつこさに折れた。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
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もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
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