ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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「え、ああ日向か。なんでそんなところから現れる?」
バスケが終わって教室に宿題のノートを取りに行って校庭を歩いていると
植え込みの横から突然日向が現れた。
「ああ、いや、ちょっと枝が脆くなったなぁと思って」
日向は桜の木の枝をポキンと折った。
「ああっ、折ったぁ!!」
大声で叫ぶ伊月の口を日向は慌てて塞ぐ。
「こらっ、あんまり大きな声で怒鳴るな。先生に聞こえたらまたうるさいし」
伊月はモゴモゴと日向に訴えるがそのまま学校の校門を出て行った。
ようやくその手を離されて伊月がパクパクと空気を吸った。
「お前なぁ~苦しいよ。薄暗くなかったらあんなの避けられたのに」
伊月ちょっと悔しそうにそう言った。
イーグルアイを持つ伊月は明るいところではなかなか触れることができない。
名残惜しそうに日向はその手を離した。
「で、一体どうした?」伊月は日向の本音が聞きたくてもう一度聞く。日向はそんな伊月の手首を掴むと歩き出した。
「単に今日はお前と一緒に帰りたかったの。何か文句あっか?」
「いえ別に・・・フフ」
ポカンと答えた伊月はすぐに笑い出した。
「な、久しぶりにあそこ行かないか?」
「ん?あそこって?」
「まぁ、着いて来いって」
今度は伊月がぐいぐいと日向を引っ張って歩き出した。
しばらく歩くと伊月が立ち止まる。
「あ、ここ」
「うん」
日向が何かに気づいて立ち止まると伊月は嬉しそうに頷いた。
2人が立ち止まった前には小さな駄菓子屋があった。時間が遅いせいか子供達の姿は見えなかった。そこは子供の頃に良く来た場所だった。
「すっかり忘れてたけど、まだあったんだな」日向が入り口を潜る。すっかり身長が伸びた2人には入り口が低くて潜らないと中へ入れない。
クスクスと笑いながら中を覗くとタイムスリップしたみたいに置いてあるものが変わっていない。
「これください」伊月は小さなものを手に取ると店のおばあさんにお金を手渡した。
すると日向も何かを見つけて手に取るとお金を払う。そけから紐の付いたあめ玉を買って2人で公園に向かった。
「伊月はまだ行ってた?」「な訳ないじゃん」「だよな」
ブランコに座って2人であめ玉をなめながらポケットに手を入れる。
「なぁ、伊月取りかえっこしない?」
「え?」
伊月が日向の顔を見つめると日向はウインクをした。
「よし、じゃあせーので出そうか」
「いいよ」
日向の提案に伊月が頷くと「せーの」と言うかけ声でポケットから同時に買ったものを乗せた手のひらを開いた。
<続く>
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございました。
日月のお話です。ぜひお楽しみください。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
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