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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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翌朝、学校へ行くと黒子は既に教室の自分の席に座っていた。
 

拍手[6回]


火神は黒子に挨拶すると後ろの自分の席に座った。
「痛くないか?」小声で黒子に呟くと黒子は首を縦に振る。心配になって黒子の近くに起ち上がって行った火神は思わずガタンと大きな音を立ててしまった。
「どうした?」まわりの生徒達が一斉にこっちに向いたので「悪りぃ、ちょっと引っかかっただけだから」と笑ってごまかした。
黒子は珍しくクスクスと笑っていた。「おいっ」火神は黒子にそう言うと黒子は
「僕が痛いのはここです」と自分の胸を指した。火神は指された胸を見てから
「それは俺じゃない」と席に戻ろうとしてその手を黒子に掴まれる。
「何言ってるんですか。火神君のせいですよ」
黒子らしくない言葉に驚いて火神が振り向くと黒子は笑った。
「火神君。責任取ってくださいね」
その言葉の意味がわからず悩んでいると、黒子がもう一度口を開いた。
「つまらない縁ですが、僕たちはこうして繋がっています。火神君は僕とは離れられません」確かに黒子の言う通りかもしれない。黒子と離れることなんかできないと思った。
「本当にここ痛いのか?」火神の言葉に黒子がコクンと頷いた。
そういえば俺も痛い。黒子が他の誰かと仲良く話していただけでチクチク痛む。
それはこういうことだったのかと初めて気づいた。俺も黒子が好きだったのか・・・
何だそうだったのか。
火神の顔が緩んでいるのに気がついた黒子はぽつりと呟いた。
「火神君なんだかいやらしいです」
「おまえなぁ」
火神は黒子の顔を見ると大きな瞳が真っ直ぐに火神を見つめている。
「まぁ、いいか。それより早く宿題のノート見せろ」
火神は黒子の頭に手を乗せると黒子はまた笑った。
「それはできません。自分でやらないとまた成績が落ちますよ」
「お前に言われたくねぇ」
プイッと顔を背けると机の上に黒子がノートを置いた。
「今日だけですよ。あ、それから火神君明日は痛くないようにしてくださいね」
黒子の言葉に真っ赤になっていると黒子はそのまま自分の席に行って何もなかったように座っている。
こいつって奴は全く・・・けど悪くねぇじゃん。
この3年間の高校生活が少しだけ楽しみに思えるようになったのは黒子のおかげかもしれねぇな。
「黒子サンキュ」
火神がウインクするが黒子の表情は全く変わらなかった。それでも彼の指先が少しだけ動揺していたことを火神は見逃さなかった。
宿題を移し終えたノートの最後のページに一言添えて返した。
早速それを見た黒子はすぐにページを閉じていた。
最愛の相棒へ・・・

<おわり>

読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとううございます。
すごく嬉しいです。

一応このお話もこれで終わります。
また新しいお話までお待ちください。
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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