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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「タツヤ食べないの?」
タイガはそう言って自分の食べていたハンバーガーのバンズを持ち上げてパテの上に乗っているピクルスをピックに刺した。
 

 

拍手[5回]

「はい」
それを目の前に差し出した。
思わず笑いがこみ上げてプッと笑った。

「何?だって食べないから」
少年のように拗ねたその瞳はあの頃と何も変わってない。
「うん、いただくよ。これ好きなんだ」
とタイガの手を掴んでパクッと口に放り込んだ。
甘酸っぱい香りが鼻に抜けた。
「ふぅん・・それ」
「I don’t really like (あんまり好きじゃない)」
タイガが言おうとした言葉を先に言うとタイガは“うん”と頷いた。
ピクルスの抜けたハンバーガーをパクリと食べた。
いつも本当においしそうにハンバーガーを食べるなぁ~
とテーブルに肘をついて頬を乗せた。

「ん?何?もっと食う?」
タイガは山のようにトレーに乗せたバーガーの包みからそのバンズを持ち上げる。
「ほい」
今度は少しだけ厚みのあるピクルス
パクリと口に入れるとほんのり甘い。
「うまいの?それ」
「ん、タイガがくれるもんなら何でもうまいよ」
ニッコリと微笑むとタイガは視線を逸らした。
相変わらず可愛いなぁ
「あの頃と変わらないな」
ハンバーガーを頬張りながらタイガはポツリと言った。

本当に?
本当にそう思うの?
何も言わずにタイガの顔をじっと見つめた。
けどタイガは何度も繰り返した。
「全然変わってないよ、俺もタツヤも」
と嬉しそうに微笑む。
本当に幸せそうな顔で微笑む

「ピクルスいっぱいあるけど全部食うでしょ?」
ああ、多分彼がこのハンバーガーの山を全部食べ終わるまでは俺はタイガの側にいてもいいってことなのか

クスッと笑うと今度はタイガは困ったような顔をした。
「タツヤはずるいな」
微笑みながら首を曲げるとタイガはちょっとだけ頬を赤くしながらピクルスを取り出している。
「そうやっていつだってごまかすんだ。俺本気でタツヤのこと考えてるのにさぁ。ねぇ、そろそろ返事を聞かせてくれてもいいんじゃねぇの?」

今日ここに呼び出されてから、彼がずっと言いたかったことをようやく聞けた。
何だかちょっと嬉しくてタイガの手を掴んでまたピクルスを口に入れた。

「これおいしいから食べてみる?」

微笑むとタイガは急に怒ったように頭の後ろから抱え込むようにして顔が近づいた。
いきなり唇を這うタイガの舌、僅かに開いた唇の隙間からタイガの舌が入り込んできた。
やだなぁ、こんなところで・・・タイガ相変わらずだなぁ
ゆっくりと歯列をなぞりながら大きく口を開けて唇を吸われた。
キスうまくなった・・・
荒い息を吐き出しながら絡みついてくる舌に思わず興奮してしまう。
噛みつくようなキスに意識が遠のくようだよ。
でもお互いにピクルスの味がするね
それにちょっと汗臭いな
前は俺の方がちょっと大きかったけど、力までかなわないな

ゆっくりと惜しみながら離れていく唇

「ねぇ、タツヤ家に来ない?」

その言葉にまた微笑む
だって肯定も否定も必要ないだろ
お互いに必要だと感じている今は自然にまかせるしかないんだ

ガタッと椅子の音を立てて立ち上がるとタイガは俺の手首を掴んだ

「行くぞ!タツヤ!」
ちょっと怒っているようにさえ感じられるのは
多分我慢が限界だから

本当にタイガはそれでいいの?

タイガの温もりが欲しくて、欲しくて、欲しくてたまらなかった。
「やっとだね」
そう言うとタイガはチッと舌打ちをした。
「どれだけ待たされたと思ってんだよ!バカ野郎!」
掴んだ手をグイッと引っ張られてその大きくなった胸の中に跳びこんだ。
ぎゅっと背中を抱きしめられると体中が熱くなった。
こんなの初めてだ。

「タイガ・・・」
その腕にしがみつくと更に強く抱きしめた。


ピクルスを食べると思い出すんだ。


おわり




読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます!

今日は氷室さんのお誕生日でした
お誕生日おめでとう!!
今日という日があって良かったね~
ピクルス好きの氷室さんに捧げます(*^▽^*)

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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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