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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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今日は幸い休日でめずらしく部活の招集もない。


※ここからは18歳以上の方のみどうぞ

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本当の休日だった。
1日中このまま黒子とぐだくだしているのも悪くはない。だが火神はせっかくだからどこかへ遊びに行ってみたくなった。
「黒子、一緒に出かけてみないか?」
火神の提案に黒子は「どこへですか?」といつもと変わらない表情で答えた。
嬉しいのか嬉しくないのかさっぱり読み取れないのは黒子らしい。
「行ってみたいところとかないか?」逆に聞いてみると黒子は「ないです」と即決する。
火神は頭を抱えると「もしかして僕とデートしたいんですか?」
黒子はあっさりそう言ってベッドから抜け出した。
「ちょっと僕もシャワー浴びてきます」
「あの、黒子」
火神は黒子の腕を掴んだ。
「もういい加減その他人行儀な会話やめねぇか?」
親睦を深めるって誘ったのは自分の癖して黒子はちっとも心を見せない。それに焦れて思わず口から出た言葉だった。黒子はいつも何か肝心なことを隠しているような気がする。
こうして体の隅々まで暴いた後でも、単行儀な敬語で話すなんてあり得ないと火神は思った。
黒子は火神の手をじっと見つめていた。それから火神の瞳にゆっくりと視線を合わせた。
「僕はこれが普通です。これ以外どうやって話して良いかわかりません」
黒子の手を掴んでいた火神の手が緩む。その隙に黒子はその手を引いた。
「動物園が良いです」
ぽつりと言った黒子はそれだけ言うとシャワーを浴びるために部屋を出て行った。
火神はその言葉に、フッと笑みを漏らした。それが黒子には精一杯の歩み寄りだったのかもしれない。どこかへ行きたいという気持ちがひとつ見えただけで大きな進歩だと思えた。
「動物園か・・・あいつらしいな。何年ぶりだろう」
火神はそう言って首からさげていたペンダントを握りしめた。
もう少し黒子のことがわかるといい・・・ペンダントを握りしめながらそう願った。
<続く>

読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございました。
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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