ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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また真ちゃん部長を怒らせるようなことしたのか?
唯我独尊とかあいつに限ったことじゃないけど、全く振り回されるこっちの身にもなれってんだよ。
あ~あもうこんな時間か、すっかり遅くなっちまったじゃねぇの
緑間に苛立ちをぶつけると、彼は全く相手にもせずにさっさと先に帰ってしまった。
部室のドアを出ると冷たい風が頬に吹き付けた。
「さぶっ!」
思わずふるっと震えてマフラーを口元まで引き上げた。
辺りを見回しても緑間の姿はやはり見えない。
なんだ、本当に帰っちゃったのか?めずらしいこともあるもんだな。
高尾は校門に向かって歩き出した。
すっかり暗くなったそらに大きな月が浮かんでいる。
高尾は月を見上げてバッグの中からヘッドホンを取り出すと耳につけた。
♪♪フンフフン♪フフン♪
鼻歌を口ずさみながら校門を出た。
いつもは緑間の自転車つきリアカーをこいでいるが、たまにはひとりで気ままに帰るのも悪くない。
ひとりで帰ってきてはみたものの部屋でひとりになると、何となく緑間のことが気になった。
携帯の画面を見つめて緑間のメアドを呼び出した。
だが、こつちからわざわざメールするのも癪に障る。
しばらくメールの画面を見つめていたが、やっぱり向こうから何か言ってくるまで待つことにした。
そうしている間にもう11時を過ぎて眠くなってきた。
「明日も早いしそろそろ寝るか・・・」
高尾はベッドに入ってしばらくすると携帯の着信音が鳴った。
時間を見るとちょうど0時。
高尾は携帯の画面を確認する。
「真ちゃんからだ・・・」
そのまま画面を動かしてメールを読み始めた。
『高尾殿』
「って真ちゃん・・・どこのおっさんだよ!プププッなにこれ」
タイトルだけでおかしくて笑いながら本文に目を落とした。
『俺はお前が嫌いなのだよ。いや、正確には最初からお前とは全く接点などなく、もしも同じチームにならなければ絶対に会話すらすることもなかったのだよ』
・・・・・
『それなのに同じチームになったその日からウザいくらい俺の周りをうろちょろと。全く目障りなのだよ。お前の様に誰にでも懐くタイプの奴は前にも知っている。どういう訳か俺の周りにはそういうタイプの男がいるようなのだよ。だが、お前にはその男との決定的な違いがあったのだよ』
おっ、やっと俺のこと認めたのかな~
『お前には俺達のような特別がない。だからお前と組んで同じチームでプレイしていくことも正直長くはないと感じていたのだよ』
真ちゃん?
『ずっとそんな気持ちでプレイしていた。決定的になったのは誠凜に負けた時。くやしくて、俺以外にもう少し出来る奴がいれば・・・等と悩んだりもした。だから高尾、お前とは本気で離れるために俺はずっと準備をしてきたのだよ』
一体、どういうこと・・・
『お前はいちいちうるさいし、何かにつけて側に来るけどこれからはそんなに気にしなくてもいいのだよ。俺はもう大丈夫なのだよ。だからお前も自由になっていいのだよ』
これって・・・そんなに俺が嫌だったってことか・・・
思わず胸が苦しくなった。
『高尾、改めてちゃんと言っておく。お前は決して特別な存在じゃないのだよ。それでも今の俺にはお前が必要みたいなのだよ。いいか、ここからが肝心なのだよ。お前の自由は約束するが、お前は俺のパートナーなのだよ。どこへ行ってもかまわないが、お前とは一心同体。いつでも心は繋がっているのだよ。これから俺達には何度か転機が訪れるだろう。そんな時俺もお前も好きな道を選ぶのだよ。だが、勘違いするな。それは別れではない。お前はもう一生俺と一緒なのだよ。だいぶ長くなってすまなかった。最後に一つだけ言わせてくれ』
『相棒、誕生日おめでとう。これから何度お前の誕生日を祝えるか楽しみなのだよ
緑間真太郎』
胸が熱くなって頬に涙が流れていた。
俺の誕生日、最高のプレゼントをもらった。
「俺、やっと真ちゃんに認められたんだ」
嬉しくて涙が止まらない。
今年の誕生日は一生忘れない。
そしてたった一言返信した。
『サンキュ相棒』
おわり
唯我独尊とかあいつに限ったことじゃないけど、全く振り回されるこっちの身にもなれってんだよ。
あ~あもうこんな時間か、すっかり遅くなっちまったじゃねぇの
緑間に苛立ちをぶつけると、彼は全く相手にもせずにさっさと先に帰ってしまった。
部室のドアを出ると冷たい風が頬に吹き付けた。
「さぶっ!」
思わずふるっと震えてマフラーを口元まで引き上げた。
辺りを見回しても緑間の姿はやはり見えない。
なんだ、本当に帰っちゃったのか?めずらしいこともあるもんだな。
高尾は校門に向かって歩き出した。
すっかり暗くなったそらに大きな月が浮かんでいる。
高尾は月を見上げてバッグの中からヘッドホンを取り出すと耳につけた。
♪♪フンフフン♪フフン♪
鼻歌を口ずさみながら校門を出た。
いつもは緑間の自転車つきリアカーをこいでいるが、たまにはひとりで気ままに帰るのも悪くない。
ひとりで帰ってきてはみたものの部屋でひとりになると、何となく緑間のことが気になった。
携帯の画面を見つめて緑間のメアドを呼び出した。
だが、こつちからわざわざメールするのも癪に障る。
しばらくメールの画面を見つめていたが、やっぱり向こうから何か言ってくるまで待つことにした。
そうしている間にもう11時を過ぎて眠くなってきた。
「明日も早いしそろそろ寝るか・・・」
高尾はベッドに入ってしばらくすると携帯の着信音が鳴った。
時間を見るとちょうど0時。
高尾は携帯の画面を確認する。
「真ちゃんからだ・・・」
そのまま画面を動かしてメールを読み始めた。
『高尾殿』
「って真ちゃん・・・どこのおっさんだよ!プププッなにこれ」
タイトルだけでおかしくて笑いながら本文に目を落とした。
『俺はお前が嫌いなのだよ。いや、正確には最初からお前とは全く接点などなく、もしも同じチームにならなければ絶対に会話すらすることもなかったのだよ』
・・・・・
『それなのに同じチームになったその日からウザいくらい俺の周りをうろちょろと。全く目障りなのだよ。お前の様に誰にでも懐くタイプの奴は前にも知っている。どういう訳か俺の周りにはそういうタイプの男がいるようなのだよ。だが、お前にはその男との決定的な違いがあったのだよ』
おっ、やっと俺のこと認めたのかな~
『お前には俺達のような特別がない。だからお前と組んで同じチームでプレイしていくことも正直長くはないと感じていたのだよ』
真ちゃん?
『ずっとそんな気持ちでプレイしていた。決定的になったのは誠凜に負けた時。くやしくて、俺以外にもう少し出来る奴がいれば・・・等と悩んだりもした。だから高尾、お前とは本気で離れるために俺はずっと準備をしてきたのだよ』
一体、どういうこと・・・
『お前はいちいちうるさいし、何かにつけて側に来るけどこれからはそんなに気にしなくてもいいのだよ。俺はもう大丈夫なのだよ。だからお前も自由になっていいのだよ』
これって・・・そんなに俺が嫌だったってことか・・・
思わず胸が苦しくなった。
『高尾、改めてちゃんと言っておく。お前は決して特別な存在じゃないのだよ。それでも今の俺にはお前が必要みたいなのだよ。いいか、ここからが肝心なのだよ。お前の自由は約束するが、お前は俺のパートナーなのだよ。どこへ行ってもかまわないが、お前とは一心同体。いつでも心は繋がっているのだよ。これから俺達には何度か転機が訪れるだろう。そんな時俺もお前も好きな道を選ぶのだよ。だが、勘違いするな。それは別れではない。お前はもう一生俺と一緒なのだよ。だいぶ長くなってすまなかった。最後に一つだけ言わせてくれ』
『相棒、誕生日おめでとう。これから何度お前の誕生日を祝えるか楽しみなのだよ
緑間真太郎』
胸が熱くなって頬に涙が流れていた。
俺の誕生日、最高のプレゼントをもらった。
「俺、やっと真ちゃんに認められたんだ」
嬉しくて涙が止まらない。
今年の誕生日は一生忘れない。
そしてたった一言返信した。
『サンキュ相棒』
おわり
読了お疲れ様でした。
いつもweb拍手をありがとうございます!
すごくすごく励みになります(*^▽^*)
高尾誕生日おめでとう!!
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。