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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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「えつ?それは一体どうして?」
 

拍手[4回]


母親と高尾はほぼ同時に声を上げていた。
「そんなバカな・・・」
高尾は呆然と担任の顔を見つめていた。
「すまん・・・こんなことがあってはならないのだが・・・」
担任は冷や汗をかいているのか暑くもないのにしきりにハンカチで顔を拭いていた。
「じゃあこの子は浪人しなくて済むんですね」
「はい、合格に相違ありませんので」
受かっていた・・・・
高尾は秀徳高校に合格していたらしい。学校側の手違いでその番号が抜け落ちていたことに気づき、慌てて学校に連絡が行ったらしい。
そのために学校に戻るはずの高尾が帰ってこなくて担任はわざわざ家まで伝えに来てくれたのだ。
「やったぁ~!!!!受かった受かった!!!」
ずっと沈黙していた高尾が急に飛び上がって喜んだ。
母親は横で何度も担任の教師に頭を下げる。
「ありがとうございました」
「いえ、その・・・もっと早くご連絡すべきでしたが、本当に申し訳ありません」
と恐縮する。
それから高尾の方を見た担任が言いにくそうに口を開いた。
「自分としては高尾君をオーストラリアに行かせたい気持ちもあったんですけど、ご本人がすごく頑張っていたし、受かっていたなら仕方ないですね・・・あ、いやご気分を悪くなさらないでください。私は高尾君のバスケの腕を買っているんですよ。だから正直残念な気持ちもありまして」
担任の汗はそれを言い出すタイミングの意味もあったのかもしれない。だが、高尾が頑張っている姿は担任もよく知っていたから無理に勧めたりはしなかった。
逆に母親の方が少しだけ残念そうだ。一体俺に何を望んでんだ?
高尾ははっとして
「すみません、もういいっすか?」と担任に言うと
「じゃそろそろ失礼するか」と担任も鞄を手にする。それを母が引き留めた。
「せっかく伝えに来てくださって追い返すような真似して申し訳ございません。よろしければ夕食でも召し上がって行かれませんか?」
しかし担任はそれを断ると席を立った。高尾と母親は玄関まで見送った。
それから高尾はダッシュで自分の部屋に戻って携帯電話を手にする。
「真ちゃんに知らせないと」
高尾はボタンを押してワクワクしながら相手の声を待っていた。

<続く>


読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。

8巻出ましたね
まだ読んでいませんが、表紙を見て3秒止まりました。
カッコイイ黄瀬が・・・青峰が・・・・
もう一冊買いたいと思ってしまいました。
キセキはいいですね~本誌でも紫とか赤とか黄になり出すと眠れない。
白がいないのはちょっと残念ですが氷と火も気になるなぁ~

インテの原稿ができたのに印刷屋さんが決まらないという悲劇。。。。
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プロフィール

HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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