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ちっちっchi

「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。

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今日はバレンタイン

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今年は何とか女の子からいくつかチョコレートをもらえて義理でも嬉しかった。
これもうちのバスケ部が強くなってレギュラー陣のおかげなんだけどね。
彼女が出来る日もそう遠くはないかも・・・
降旗はカバンに入ったバレンタインチョコを持って家に帰った。
自分の部屋に入ってふと机の上を見るとそこには箱が置かれていた。
 
「ん?これは?」
箱には宅配便の伝票が貼られてあった。
ネット通販で何か買った覚えもないし、これは一体何だろう?
伝票の差出人を見てびっくりした。
 
“赤司征十郎”
 
「赤司君?」
まさか中にカミソリなんか入ってないよね。
降旗は恐る恐る段ボールを開け始めた。
中にはゴディバの高級チョコレートが入っている。
高校生には手の届かないようなチョコレートだ。
添えてある手紙を手にそれを開く。
 
『親愛なる降旗君へ
今日はバレンタインデーだから僕から愛を込めてチョコレートを送ります。
君のことだから義理だか友チョコだか安いチョコレートもらって満足しているかもしれないけど、こういうのを本命チョコって言うんだよ。君が別の誰かにデレデレしないように特別に送りました。良く味わって食べてください。  赤司征十郎』
 
赤司君の声が聞きたい
気がつくと携帯電話を手に赤司君の番号を表示する。
呼び出し音の後数秒後
「もしもし」
赤司君だ。
「ありがとう。君からチョコレートが届いてすごく声が聞きたくて電話しちゃった。」
「そう、別に高いチョコだからってお返しは京都まで届けに来なくてもいいからね」
「赤司君心の声がただ漏れだけど・・・」
降旗は苦笑する。
だけど声を聞けばその姿を見たい。
その体を抱きしめたい。
「赤司君、僕からは君に見合うようなお返しは出来ないかもしれないけど、君の声が聞けて嬉しいよ」
「僕も君に会いたいよ。チョコレートが僕のキスの味だと思って食べてくれてもいいよ」
赤司君が妙に素直で全身が肌寒い。
「赤司君・・・」
「降旗君・・・おやすみ」
「うん・・・ここでキスしてもいい?」
返事はなかったけど僅かに聞こえた服の音で彼が頷いたのがわかった。
受話器にチュッとキスをする。
電話の向こうで赤司君はきっと赤い顔をしているのがわかる。
ああ、早く会いたいなぁ。
ごめん、やっぱり俺は彼女なんかいらない。
赤司君がいればそれで満足だなんて、誰にも内緒だけどね。
大好きなんだ。
 
 
おわり



読了、ありがとうございました。
web拍手もありがとうございます!

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HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。

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